22話 ページ23
そらちぃ「…なぁ、A、ちょっといいか?」
4時限目が終わりお昼休みに入る時、いつもは英紀のところに3人がきてそれに私も混ざるはずだったのにそらは真っ先に私の席に来ていつもにまして真面目な顔で呼び出しされた
A「あ、うん?どうしたの?」
ツリメ「…?そらどうした?告白?」
そらちぃ「そんなことしないよwちょっとA借りてくね」
と言って強引に腕を引っ張ってトイレの前まで連れていかれた
A「そら?どうしたの?」
やっと手を離して強引に引っ張られたう手首をさする
そらちぃ「ごめん、痛かった?」
A「いや、それは大丈夫。なんか、珍しいなぁって思って」
そらちぃ「ならよかった。
単刀直入に言う。
昨日、みっくんに告白されただろ」
その言葉を聞いた時私は動揺したのかふらついて背中を壁にドンッと音を立てて寄りかかる
そらちぃ「…その様子だと答えはYes、としてみていいよな。
俺、昨日の夜、みっくんと同じ布団に入って寝てたんだけど、気付いたらみっくんがいなくて。探しに行った時みっくんの声が聞こえたんだ。その時、『一目惚れした』って聞いてさ。
その時Aは起きてないようだったけど今日の様子見て確信した。
…返事は、しないのか?」
A「…わからない。
あの時私は起きていたのに寝たフリをしてた。そしたらみっくんがいきなりそういうこと言ってきて。
正直私はどうすればいいのかわからない。みっくんのことは好き。けど、それは友達のして好き。恋愛対象としては見れない。だって、私の好きな人は__」
私は言葉が詰まった。私が本当に好きな人。わかっているはずなのに言葉が出ない。
それでも私は目の前にいる身長が私より僅かに高いそらを、大木空を、友達を信用すること。それをこの数日間で知った。
A「私の、好きな人は___
英紀。
それ以外誰にもいない」
そらちぃ「__そっか。Aの気持ちを知れてよかった。
けどこのことは俺から伝えられることじゃない。いつまでもこれを引きずってるわけにもいかない
だから。昨日あったことを正直にみっくんに話すんだ。みっくんは普段天然でのびのびしてるけど根はしっかりしてるやつだから。ちゃんとAのことを受け入れてくれるよ。
じゃ、教室に戻るか」
私はそらに言ってよかったのか。私が考えてること全て。
でも、私はそらを信じてよかった気がする。
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パウダー - 思わず一人でにやけてしまいました笑とても面白く、ドキドキしてしまう素晴らしい作品だと思います!是非また続き見てみたいです!これからも、頑張ってください! (2019年5月19日 23時) (レス) id: 7100d68531 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玲夜 | 作成日時:2019年3月5日 20時