５８.懐疑 ページ11
٭
安室さんに恋をしてると勘違いされたことで、話題は流れるように恋バナへシフトチェンジ。
女子高生組は結構ストレスが溜まってるみたいで…
「もう！新一のやつ、いつになったら帰ってくんのよ！！」
「真さんもうちょっと積極的になってほしい！！」
「僕は何もないかな〜。」
「芋くさいやつと偉そうなやつしかいないわ。」
「おにぎりともやしとパンダ。」
野薔薇ちゃんの散々な印象と真希ちゃんの的確(？)な表現で、4人の顔がすぐに思い浮かんでしまった。パンダはパンダだけど。
「おにぎりともやしとパンダ？」
「どういう組み合わせ？」
「もやしは今海外。」
「ますます分かんないわよ！」
海外出張中のもやし……想像してみるとめちゃくちゃ面白いな。
「最初はムカつくもやしだったけどな、3ヶ月くらいで凄いもやしになった。」
「どういうこと？3ヶ月でなにがあったの？」
これ、私は分かるけど他の人は気になって仕方ないと思うんだ。3ヶ月でなにがあったんだって。
「ていうかずっと聞いてなかったけど、2人はどこの高校に行ってるの？」
「呪術高専。」
「呪術高専って確か……宗教系の学校だったっけ？」
「私たちの周りで行った人、確かいなかったよね？」
そりゃあそう。呪いが見えなきゃ話にならないし、入学する人のほとんどが家系かスカウト。
一般人が入れるような普通の高専じゃないから。
「呪術高専ですか。凄く気になりますねぇ。」
「え？」
「お待たせしました、ハムサンドです。半熟ケーキは食後にお持ちしますね。」
「あ、ありがとうございます。」
「ところで、お二人は呪術高専の学生さんなんですか？」
ニコリと私たちに笑いかけながら話す安室さんに、どことなく不信感を覚えたのは、私だけではなかった。
「まぁ…それがなんだよ？」
「僕も初めてお会いしたんですよ、呪術高専に通っていらっしゃる方に。なので凄く気になりまして。」
「至って普通ですよ？そこらの高専と何ら変わりはないかと。名前が少し特殊なだけで。」
「そうなんですか？」
安室さんの目が、こちらを探るような目付き。
安室さんがただのバイトだったとしたら、私たちの正体がバレることはまずない。
でももし、ただのバイトじゃなかったら…？
٭
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (12月11日 21時) (
レス) @page13 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
ハス - この話に一目惚れしました！応援してます！ (8月9日 9時) (レス) @page13 id: 45098ead67 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - ヴェロニカさん» 返信遅れてすみません。応援ありがとうございます！ (2022年6月16日 16時) (レス) id: 4b24c989ac (このIDを非表示/違反報告)
ヴェロニカ - 呪術とコナンのコラボ、ほんまに好きです！応援しております。 (2022年6月10日 20時) (レス) id: 71a233186a (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - コム＠作っては削除botさん» 本当にすみません。読みにくいと思いますがこれからも是非読んでいただければ嬉しいです！ (2022年5月28日 16時) (レス) id: 4b24c989ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち | 作成日時：2022年5月23日 18時
