まともな私は米花町専属の呪術師

７.呪術師とは ページ8

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この金髪お兄さんの目……なんか怖いんだけど……




「あ、注文…！？えー…と……ハムサンドで！」



「かしこまりました。ドリンクは？」



「ウーロン茶で！」



「かしこまりました。」




ニコリと笑ってキッチンに戻って行った。



なんか怖っ、と思いながらも安室さんがキッチンに戻るなり、子供たちは私の仕事のことについてまた会話に花を咲かせた。




「人を守ったり助けるお仕事は、やっぱり警察官だよね！」



「だな！俺らの知り合いにも警察いっぱいいるしな！」



「ですね！僕たちの知り合いの警察官の方も、色んな方を守って、助けてますからね！」




…私は警察官ということになっている…。



しかも何でか知らないけど、この子達には警察官の知り合いもいるみたいだし、ここは何とか訂正してからじゃないと帰れない！




「人を守ったり助けるお仕事って言っても、警察官だけとは限らないんじゃないですか？」



「えー？」



「例えば…自衛隊とかってことですか？」



「あーそうです！そんな感じです！違いますけどね？そんな感じの職業かな？」



「えー？違うのー？？」




決して嘘はついてない。でも、自衛隊じゃないからそこはちゃんと否定したけど。



人を守ったり助けるお仕事ってのも嘘じゃない、むしろ本当。



私たちの力は、目の前にいるこの子供たちや、この喫茶店の店員さんたちなど、全ての人を守るためのものだと私は考えている。



たまに、その力を他人を殺すため、傷つけるために使う輩もいるけどね。



例えば、去年のクリスマスイブ。




特級呪詛師・夏油傑による未曾有の呪術テロ、百鬼夜行。



もちろん私もそこで戦った。



悪意を持って放たれた呪霊、呪詛師によって、非術師はもちろん、呪術師が何人も犠牲になった。



私も、命を懸けてこの町の人を守らないと！何も全員事件を起こすような悪者じゃない。



目の前で無邪気にはしゃぐ子供たちを見て、俄然やる気が湧いてきた。




「姉ちゃん、ほんとになんのお仕事してんだ？」




こうなったら最終手段！




「…企業秘密です！」



「企業秘密か〜。」



「なら仕方ありませんね！」




え…？こんな簡単に引き下がってくれるの？



すると、今度はまだ聞いてない声が私の耳に届いた。





「お姉さんは、どんなお酒が好き？」





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８.謎は深まる→←６.堅気じゃない

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