強く、優しく、美しく 2 (ページ31)

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story54 ～犬～ページ31

リア｢ルフィ！そんなに手荒にしたらダメだよ！｣

犬｢ｸｩｰｰﾝ｣すりすり

リア｢ほら！こうやったらこの子だってちゃんと分かってくれるんだから｣

ルフィ｢なんだよちぇっ｣

犬｢ｸｩｰｰﾝｸｩｰｰﾝ｣

リア｢…え？｣

ゾロ｢どうした？｣

リア｢今…この子喋った？｣

ルフィ｢何言ってんだ？犬が喋れるわけないだろう？｣

リア｢でも今ほんとに…声が聞こえた…｣

ナミ｢あんた達何してるの！｣

ルフィ｢あ、航海士！｣

ナミ｢誰がよ！ほらこれ！鍵よ！一応お礼をしに来たの助けて貰ったからね｣

リア｢ナミ！はァこれでやっと出れる！｣

ゾロ｢一安心だな｣

犬｢…｣パクっごくん！

リアルフィゾロナミ｢…！！！｣

ルフィ｢おい！このいぬぅ！！今飲んだのを吐けー！エサじゃねぇんだぞ！｣ガバッ！

リア｢ルフィ！…ちょっと！｣

？？｢くらっ！小童ども！シュシュをいじめるんじゃねぇっ！｣

リア｢おじさん誰？｣

？？｢わしか？綺麗な嬢ちゃんわしの名前はブードルじゃわしはこの町の町長じゃ！｣

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ルフィ｢ゾロは？｣

町長｢わしの家で休んでおる医者がおるというのに寝りゃ治ると言って聞かんのじゃ｣

リア｢ゾロらしいや…ふふっこの子シュシュって言うの？｣

町長｢あぁ、そうじゃこの子はこの店の店番じゃ｣

～回想～

リア｢へ～そうだったんだ｣

ナミ｢じゃあどうして今も店番なんて…｣

町長｢きっとこの店はシュシュにとって宝物なんじゃ守り続けとるんじゃろ｣

ナミ｢…｣

｢グオォォォォォォ！！｣

ナミ｢な、何！この雄叫び！｣

町長｢こ、こりゃ！猛獣使いのモージじゃ！逃げろ！｣

モージ｢見つけたぜまず2人｣

モージ｢…！！！｣ (な、なんて綺麗な子なんだ！落ち着け！おれ！これは任務だ！女なんかに振り回されるな！)

リア｢…？？｣

ルフィ｢…？リアお前のこと見てるぞあいつ｣

リア｢…う、うんそうみたいだね｣

モージ｢おいそこの女ロロノア・ゾロの居場所を言え！そ、そしたら命だけでも助けてやるぞ｣

リア｢嫌だね！へんな着ぐるみ着てるあなたの言うこと聞きたくない！｣

モージ｢な、なんだとォ！ちょっと可愛いからって調子に乗るなよォ！やれ！リッチー！｣

～がルルル！バキバキ！～

～家の向こうに吹き飛ばされる～

ルフィ｢やっと檻が開いた！リア大丈夫か！｣

リア｢うん！大丈夫！｣