強く、優しく、美しく 2 (ページ12)

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story36 ～おにぎり～ページ12

ーガタッ！ー

リア｢ん？｣

コビー｢えっ！？｣

少女｢し～っ！｣

～スタスタ～

コビー｢あ…！ちょっとキミ！危ないよ！｣

ゾロ｢オイなんだてめぇ殺されたいのか…
消えなチビ！！｣

少女｢あのね、私おにぎり作ってきたの！！お兄ちゃ
んずっとこのままでお腹空いてるでしょ？
初めてだけど一生懸命作ったから…｣

ゾロ｢ハラなんか減ってねぇ！とっとと帰れ！
踏み殺すぞ！ガキ！！｣

？？｢ロロノア・ゾロ！！いじめはいかんねぇ｣

ゾロ｢…！！｣

ルフィ｢また変なのがでたな｣

ゾロ｢チッ七光りのバカ息子が…｣

ヘルメッポ｢バカ？調子に乗るなよ！！
俺の親父はかのモーガン大佐だぞ！！｣

ヘルメッポ｢おやおやお嬢ちゃん美味しそうなおにぎ
り持って差し入れかい？｣

～ひょい！～

少女｢あ、だめ！！｣

ヘルメッポ｢ぷへェっ！まずうっ！！く、くそ甘ェ
砂糖が入ってんぞこりゃあ
こんなもん食えるかボケッッッ！！！｣

～グシャ！グシャ！グシャ！～

少女｢ああ！！やめてよ！食べれなくなっちゃう！｣

コビー｢ひ…ひどいあの子がせっかく作ったのに！｣

ヘルメッポ｢アリならなんとか食ってくれるさ
ひぇっひぇっひぇっ｣グチャ…！！

少女｢ひどいよ…私…一生懸命作ったのに！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

ヘルメッポ｢あ～あ～泣くな！だからガキは嫌いだ
ぜ悪いのはお前なんだぜ？
ここになんて書いてあるか読めねぇのか
俺の親父の恐さくらいは知ってるよな？
お前が大人なら死刑だぞ！｣

ヘルメッポ｢おいこのガキ投げ捨てろ！｣

海兵｢…は？｣

ヘルメッポ｢塀の外へ投げ飛ばせっつったんだよ！
おれの命令が聞けねぇのか！！！
親父に言うぞ！！｣

海兵｢は…はい只今！！！｣

少女｢いやぁぁぁ！！｣

～ドサッッ！！！～

リア｢…！！ふぅ～ナイスキャッチ！｣

コビー｢きみ…大丈夫！？なんてひどい奴だ！！！｣

ルフィ｢…気に食わねぇな｣

リア｢うん…気に食わないね｣