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SideA
私はいつも1人だった。
お城でも、外でも。
お父様もお母様も忙しくて
両親から遊んでもらった記憶なんてない。
そんなある日だった。
いつもみたいに機織りをしていて
ふと外を見たら牛が見えた。
いいなぁ。牛は。自由で。
そんなことを思っていたらその中にいる
1人の男の子に目が行った。
カッコいい……。
私は生まれて初めて一目惚れをした。
そして私はお城から出て
その人に会いに行った。
でも、見失ってしまった。
結局見つからずに諦めてお城へ帰った。
父「A！」
A「お父様」
父「ちょっといいか？」
A「はい」
父「今日はお前に縁談の話が来ている」
えっ……。
父「彼は仕事熱心でとても誠実だそうだ」
A「いや、でも……」
父「1回会うだけでもいいから。
そこから決めればいい」
A「分かりました……」
父「A、お前の婚約者の蓮くんだ」
そこにはさっき一目惚れした男の子がいた。
蓮「お、俺、蓮って言います」
A「Aです……」
蓮「いい名前ですね」
A「あ、ありがとうございます……」
そんなこんなで私たちの交際はスタートした。
蓮「俺さ」
A「ん？」
蓮「お城で機織りしてるAに
一目惚れしたんだ笑」
A「え……」
蓮「だから、この話が来たとき
すっげー嬉しかったんだ」
A「私も！」
蓮「え？」
A「私もお城から見てて
蓮に一目惚れした……」
蓮「ふはっ笑 俺たち似たもの同士だね笑
ねぇ、Aもそう思わない？」
A「うん笑」
蓮「A！何作ってんの？」
A「あ、蓮。これね、着物作ってるの」
蓮「着物？」
A「うん。この機織り機で作ってるんだ」
蓮「あ〜。俺がいつも見てたのはそれなんだ」
A「ねぇ、蓮はいつも何してるの？」
蓮「牛飼いだよ。お父さんに命じられてね」
A「そうなんだ。でも、動物のお世話ができる
蓮はすごいね！」
でも、段々と私たちは自分たちの
仕事を放り出してまで会うようになってしまった。
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飯塚泉希 - 面白かった (2021年2月25日 21時) (
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飯塚泉希 - 面白かった (2021年2月25日 21時) (レス) id: 98d125c3e3 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です完結おめでとうです (2021年1月11日 10時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
阿部月姫(ｶｸﾞﾔ)(プロフ) - 李さん» そんなに褒めていただくと照れちゃいます笑 本当に嬉しいです！ これからも楽しみにしててください^^* (2020年8月16日 22時) (レス) id: 2beffc3723 (このIDを非表示/違反報告)
李 - 阿部月姫(ｶｸﾞﾔ)さん» 話も、印象に残っていて、寝る前に読むと、安心するんです！ホントにありがとうございます！ (2020年8月16日 22時) (レス) id: 73a43b40ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿部月姫
| 作成日時：2020年7月7日 20時
