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「んー…腰痛い… 」
ボールの入ったカゴをたくさん運び
悲鳴をあげる23歳の腰
「弱ったなぁ…」
自分が23にしておばさん街道をまっしぐらだという事実に泣きたくなる
「Aさん、お疲れ様です 」
「あ、優心」
「どうしたんすか?笑 腰抑えて」
「いや、捕手の前で言うのも何だけど、腰がバッキバキでさぁ…笑」
「Aさんまだ23じゃないですか!笑 早くないすか?笑 」
「自分がよくわかってるよ〜それは笑 」
人懐っこい笑顔で『大変っすね』と笑う優心
その笑顔で腰痛が治るなんて魔法が起こればいいのに…!泣
「 あ、そうだ 普段のお礼に僕がマッサージしましょうか? 」
「…え、あ、や、いやいや!! そんな申し訳ないよ…! 」
「いいじゃないですか!僕うまいんですよ!笑」
「どこから来たのその自信は…!」
目の前で両手を交差させて"大丈夫"とジェスチャーしても優心は『大丈夫ですから』の一点張り
ここは甘えてもいいのかなぁ…
「 じゃあ、お願いしようかなぁ…やっぱり 」
「 お、いいですよ、座ってください 」
指示された椅子に座り、じっと相手を待つ
『 失礼しまーす… っと… Aさん肩凝ってますねー! 』
「 んー、そうかなぁ… それより優心 マッサージうまくない…? 」
『 だから言ったじゃないですか、僕うまいんですよ? 』
なんとも言えない絶妙な力加減とリズム
気持ちよすぎて眠ってしまいそうになる
「 はぁ〜…… 優心と結婚したら奥さんはたまにこのマッサージ受けられるんでしょ…? いいなぁ…羨ましい 」
『 …そうですか? 』
「 うん 」
『 じゃあ Aさん 』
「 …うん? 」
『 僕と付き合います? 』
ひょこっと顔を覗き込み、無邪気な笑顔でそういった優心
「 な、何言ってんの…? 」
『 Aさんのためなら僕なんでもしますよ 」
「 え、いや、でも、なんで 」
『 なんでって… Aさんのこと好きだからに決まってるじゃないですか 」
先ほどの無邪気な笑顔はどこへ
優心は真剣な笑顔で私を見つめて
『 いい返事待ってますね 』
と、再びマッサージを始めた
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のん(プロフ) - 若手の選手皆が集まってクリパしてて皆に襲われちゃうみたいなのお願いします! (2017年12月25日 11時) (レス) id: ca036b5a77 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - ぴょわこさん» お願いします! (2017年12月23日 22時) (レス) id: 65d25fb7d1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょわこ(プロフ) - ゆっちさん» 了解です!!ぜひ書かせていただきます! (2017年12月23日 0時) (レス) id: 0837c9ec4f (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 西川遥輝選手でドSな感じでお願いしてもいいですか? (2017年12月19日 22時) (レス) id: 65d25fb7d1 (このIDを非表示/違反報告)
えりな - 遅くにすみません。初リクエストです!石川慎吾選手で甘々でお願いします! (2017年8月27日 0時) (レス) id: eb2c13ec19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴょわこ | 作成日時:2017年8月15日 20時