灰かぶりの白雪姫 (ページ8)

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Aside

数日後

母「A、あなた結婚しなさい」

「え…！？結婚……」

母「そう、◯◯会社のご子息と」

「いや、急にそんなこと言われましても、結婚なんて、」

母「いいから、逆らうんじゃないよ」

「そんな…」

ある日、急に継母から告げられた結婚の話

相手もなぜか決められていて、そんなこと全く考えていなかった私は何が何だかわからなかった

母「明日にでも呼びますから。嫁ぐ日程とか身辺整理、ちゃんとしておきなさいね」

「え、ちょ、お母様…！」

私の話には耳も傾けず、すぐ立ち去ってしまった

「どうしてこんなことに…」

父「A、お前はちゃんと大事にしていきたいと思った相手と結婚をしなさい。パパもママと恋愛して結婚したんだ。だからAも大切な人と結婚するんだよ」

「うん！パパみたいな人と結婚する！」

いつか、父とこんな話をした

恋愛の経験すらないまま、私は見ず知らずの人と結婚なんて…

父はどう思うのだろう

私はひたすらに泣くことしかできなかった

自分の無力さに呆れもした