灰かぶりの白雪姫 (ページ5)

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Aside

母「はぁ…今回もまた話が進まなかったなんて…」

姉の縁談は、実はこれが初めてでは無い

内実は私になんで教えてくれるわけはないが、話が進んで成立したか破談になったかくらいは察せる

母「何回目だと思ってるの？」

姉「……私のせいなのかしら？その子のせいでしょう全部」

そう言って姉が私を指さしてきた

それにしてもどうして私のせいなんだ

「え…？」

母「……」

姉「あんたがお相手の方の目に入るからいけないのよ」

「……？？」

それがどうして破談につながるというのだ

母「A、あなたもう縁談の時は表に現れないで」

「表もなにも、私はいつも喫茶をお運びしているだけです」

母「だからそれさえいらないって言ってるの。純香か誰かに頼むわ」

「…はい」

そもそも彼女たちが私にその役割を押し付けてきたわけで…

なぜこんなことになったのか、いまいち彼女たちの言っていることがわからなかった