灰かぶりの白雪姫 (ページ12)

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？「あー、すみません。ちょっと言い過ぎました」

「いえ、驚いただけですから」

自分こそ綺麗な人なのに、そんな方に褒めてもらえるなんて光栄以外のなんでもない

？「そーすか…てか、もう遅いし、俺の家近いから来ます？」

「…いいんですか？」

？「うん。いいですよ」

知らない人に甘えようとしちゃって、私ったら…

？「とりあえず行きますか」

結局、今日一晩はお世話になることにした

？「名前は？どこからきたんすか？なんでこんな誰もいないようなとこに？」

「私なんかが自分のこと色々名乗るようなものではないのですが、…名前は…Aっていいます」

？「ふーん、？まあいいけど…俺もそんな感じっす。確かに色々聞かれたらめんどいかも笑。あ、名前は翔太で」

「翔太さん」

翔太「そ、翔太」

「改めて、今日はありがとうございます」

翔太「ふは、義理堅そー笑」

なんだか気さくで、とても話しやすい方だ

散々な日だったけれど、純香とこの翔太さんにはいつかちゃんとお礼をしないといけないなと思う

翔太「年齢は？聞いていいんすか？」

「あ、今年20歳になりました」

翔太「若いな…俺は22ね」

「そんなに変わりませんよ」

翔太「まあね笑。…でも2年もあれば結構人生って色々起こるぞ」

苦笑いのような表情をする翔太さん