152話 ページ3
ユウside
カリ｢あれ？ユウ何かあったのか？？｣
この場に居るのが珍しいこともあり、カリム先輩は来てすぐにこちらに駆け寄ってきた。
ユウ｢....今回の、会議の内容ってまだ知らされてないんですか？｣
カリ｢おう！なんか緊急だから急いで集まれって言われただけだったからな！｣
いつも通りニカッと笑いながら言う姿は、胸焼けしそうな気分になった。
そうこうしている間に続々と寮長たちは集まり、気付いたら学園長以外は全員揃っていた。
レオ｢....チッ。またアイツが最後かよ｣
リド｢緊急だと聞きましたが....｣
カリ｢腹でも壊したんじゃないか？？｣
ざわざわと話し出す寮長達。
内容知らされてなければそうなるよね。
今は何かを話す気分にもなれず黙っているとアズール先輩が俯いたまま呟いた。
アズ｢....貴方達、少しは黙って待てないんですか？｣
レオ｢あ？今なん....は、、？なんで泣いてんだよ｣
一番に反応したのはレオナ先輩だったけど、アズール先輩の顔を見た瞬間、機嫌悪そうな顔から驚いた表情に変わった。
リド｢アズール、？だいじょ｣
アズール先輩の様子が可笑しいことに気付いたリドル先輩が声を掛けようとした時、大きな音を立てて扉が開いた。
学｢遅れました。只今より緊急寮長会議をはじめます！｣
学園長の緊迫した空気を感じ取ったのか、寮長達は静かになる。
学｢....皆さんも気になっていると思いますが、今回緊急寮長会議を開いたのは、Aさんについてです。｣
なんでここでAちゃんの名前がでるのか、皆そんな表情をしている。
学｢本日正午、とある生徒達が“大人のAさんが見てみたい”なんて馬鹿げた理由で10年後の姿になる薬をAさんに掛けたそうです。
が、効果は真逆のものだったようで10年前の姿になりました。｣
リド｢....学園長、それは｣
学｢流石、ローズハートくん。そうです。可笑しいんですよ。....本来、10年後と10年前、薬を作るなら全く違う材料が必要です。誤って出来てしまうものではない。ですよね？クルーウェル先生。｣
会議室の壁に寄り掛かっていた先生に視線が集まる。
クル｢....あぁ。だがアイツらは嘘を吐いていなかった。バイパーにユニーク魔法を使わせたからそこは間違いない。｣
ヴィル｢ならどうして....！！｣
ガタッと音を立てて綺麗な人が立ち上がる。
クル｢....誰かが故意に薬を入れ替えた。そうとしか考えられない。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 140人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のと(プロフ) - +ちっくさん» どクソ重シリアスが好物なので泣いてくださって嬉しいですヽ(｡･ω･｡)ﾉ私もこのまで読んでくださった+ちっくさんが大好きです！！ (2021年5月12日 22時) (
レス) id: 2cc152cab9 (このIDを非表示/違反報告)
+ちっく(プロフ) - 泣かせんなよおおお！！。゜(´∩ω∩｀)゜。結界師とか懐かしいって思って読んでたのになんだよこれぇぇえうわあああ！好きだあああ！ (2021年5月12日 18時) (レス) id: 0cbf2f128f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のと | 作成日時：2021年1月15日 16時
