世界一の馬鹿野郎 (ページ4)

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墓場ページ4

そしてついにきてしまった。

なぜか動悸が早くなるけど大きく息を吸って、

『おばちゃん！今日からお世話になります！』

よし、言えた

｢はぁーーい！待ってたのよ～どうぞあがってあがって！！｣

『ありがとうございます～お邪魔します、あ、これお土産です！』

｢まあー！いいのにそんなぁ～もう今になっては女の子のいないむっさい所になっちゃってるけど、気張らずにね！｣

『あ、はは…』

笑えねえ

｢あ、ここ、前はユラの部屋だったけど、もうあのこひとりぐらしで帰ってこないから、どうぞ使って！｣

『わあ！！』

か、かかかわいい…いつ見てもかわいい部屋だなあ。昔と一切変わらない。私の憧れのお部屋

いや、私だって自分の部屋あるし壁紙ピンクだけどなんせすぐよごしちゃうから汚くて汚くて

『ありがとうございます！』

これは嬉しいけど、まあどうせすぐいなくなる居候の身だし、自分の部屋のように使わない方がいいな……うん。汚しちゃだめ。

｢かあさーーん｣

ん、なにか聞こえる。でも声低いな。あいつ男兄弟いたっけ？

｢なにあの荷物…｣

うわ、

｢あ！！｣

うわうわうわうわ

｢あーーーーーーーーー！！！！！！？｣

う、うううるさいし！！てか、つ、つつつつつついに出た！！！？？しかも背でか！声ひく！！うわ！おえ！！！

｢うるさいわねえあなたたち kkkk｣

ひゃぁぁあもう私の宿敵天敵の大魔王が目の前に！！

静まれ静まれ。

ここで逃げちゃだめ。

私は2度もあなたに地獄を見せられた。いや、たぶん思い出をもっと掘り返すとたっくさん出てくる。

今度は私の番よ。パク･チャニョル。

見ていなさい。