屋上�� ページ25
『で、どうしたの？』
｢ねえ、どうしてチャニョルヒョンに強く当たるの？｣
『え？』
いきなり？てかチャニョルのことチャニョルヒョンって。昔はバリバリのタメ語だったじゃない
｢もう気づいてるんでしょ？チャニョルヒョンはAのこと好きなんだよ｣
まあ知ってるけど…
散々にされたし
『それは
｢もうちょっとだけ優しくしてあげてよ。ほんとに、｣
『……』
そんな真面目な顔で言われたら返す言葉なくなる。まじで
｢ごめんね、急にお節介すぎるよね｣
『いや、』
｢ただ少し態度に出しすぎだと思うんだ。……少しぐらいヒョンの気持ち、汲み取ってやってよ｣
『……』
言葉が出ない。何故かは分からない。罪悪感も出てきた。でももとはと言えばあいつのせいなのよ？私だって理由がなけりゃこんな……
『…わかった』
｢ん。じゃあーそれだけ、あ、また機会があったら店に来てね｣
『うん』
そう言ってセフンは屋上から出ていった。
なに。なんか前回、久々に会ったときとは全く雰囲気とか全然違ったし、話してみれば話し方とか普通に大人っぽいし、成長とはこういうものかって感じさせられたわ
『あーあ』
私の今までのチャニョルに対する抵抗とか投げられた財布の中に入ってた学生カードとかその他のカードとかお金とかいろいろ、もう全部全部どうでもよくなってきた。
私が今まで何してきたんだろう
『はあ』
ﾄﾝ ﾄﾝ ﾄﾝ ﾄﾝ
え？！まって誰かくる！！ちょ、隠れる場所！！
『あった！』
物置倉庫のようなものの影に隠れた……はいいものの
｢あれ？誰かいたのか？｣
｢しらねー｣
｢あーだりい｣
や、ヤンキーかぁァ……泣 ほっとした…じゃなくて屋上からでれないじゃん泣
｢よし！たべよ〜っとお｣
ん？！
｢ふー！やっと食べれる〜｣
あれはレイ？！
｢うまいんか？それ｣
｢おいしいよ〜？いる？｣
｢いや、……ちょっとちょうだい｣
｢はい、あ〜〜ん｣
ち、ちょっとちょっとちょっと！！なんであの中にレイいるの？！しかもいちゃついてるし！
てかあのレイにあーんされてる人どっかで見たことがあるような…んー…
♪〜
はっっっっ
｢ん〜？｣
｢誰かいるのか？｣
｢ちょっと見てこいよ｣
｢ああ｣
やばいやばい！！究極に！！たぶん同い年、だよね？！うんそうだよね泣 同じクラスじゃないからよくわかんないけど！！
くっそ〜セフン！！はめたのか？！いやそれはないか？！
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作者名：ないろん | 作成日時：2017年9月10日 18時
