世界一の馬鹿野郎 (ページ12)

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かき氷ページ12

半強制的に連れてこられたふわふわのかき氷でおいしいって有名なお店。

入ってみるとすごく落ち着いた雰囲気で、でも話をしてても違和感のないような空間でなんだか不思議だった。

｢うわー、どれにしよっかなあ｣

女子か。笑

『私これにする』

｢おー！それもうまそう｣

｢ご注文はお決まりですか？｣

うーわなんだこのイケメンは白っ王子か

『…あーじゃあこの白狐の散歩中でござる？ってやつで笑』

白い生クリームとヨーグルトがたくさん上にのっかってる、大好物…

｢かしこまりました笑笑｣

なんかここの商品名変じゃない？店員さんも笑ってるし笑

｢じゃあ俺はこの赤いエンブレム桃源郷ってやつで！｣

『ぶっ…』

｢あっはっはかしこまりましたあ！｣

ま、まさかの大爆笑笑笑
てかチャニョルの頼んだやつの名前って中二病っぽいの適当に並べただけだよね…笑笑当の本人は全く気にしてないみたいだけど

｢なんだー？なんか笑われた笑笑｣

まあそりゃ笑うよね笑笑

『商品名変わってるよね笑』

｢あ、うん笑笑確かに確かに！｣

返事がよそよそしいな笑

｢お待たせいたしました～赤いエンブレム…と、白狐の…です｣

またもやイケメンだ。いや今度は可愛い顔した人や

『｢ありがとうございまーす｣』

いやまじ店員さん言うのしぶりすぎでしょw まあでもそうなるよね

『うわ！おいしい！』

｢ほんとに真っ赤だ！おー！うま！｣

『ちょっとちょうだい』

｢…おー！！はいはい！はい。｣

もう関節キスとか知らない。食べたい

『じゃあこれあげる』

｢んー！んま！！！！｣

傍から見たら私たちカップルに見えたりするのかな。まっぴらごめんこうむるけど、おいしいしそんなの気にならない。

すごくうるさいけどすごい落ち着く時間…だった。