CHAPTER３：孤独 - side You - ページ10
静寂が包む部屋で
すう、と空気を飲み込む
…冷たい
『私ひとりで、戦ってみせる。』
かつてのお父様のように
どれだけ虐げられようと
否定されようと構わない
認められたい、褒められたいと言ってしまえるような
子供のような理由だった
ただプライドと言ってしまえるような
簡単な理由でもある
今日がその一歩
未だ震える手を握りしめ
ただじっと、床を見つめた
だから怖くない…と
自分に言い聞かせるように
「Aは
ふと、後ろから声が聞こえた
風が背中を押すように
髪を撫でるように
頬に触れるように流れていく
どうやら背後の窓が開いていたらしく
僕はゆっくり、後ろを向いた
『…ゾム、さん』
「今日は
よいしょ。
彼は確かに怪しい素振りをするでもなく
ソファにどっかりと腰掛ける
「Aはさ、今年でいくつ？」
『…１８になります。』
年齢に縛られたくない
だからこそ、隠し通してきた
けれど…やはりそういう目で見られてしまっては
この隠し事も無駄なんだろう
「……そうは見えんな、やっぱり」
頭に何かが乗っかる感覚
撫でられている、と理解するまでに
そう時間はいらなかった
CHAPTER３：苛立ち - side You -→←CHAPTER２：対立 - side os -
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アイホートの雛 - ｱ…（絶命）墓の建設は頼みました…神作品見つけちゃったよ、どうしよう。死ぬ (12月4日 14時) (
レス) @page24 id: 4305638c84 (このIDを非表示/違反報告)
そこらへんの草 - うわ好き(絶命寸前)めちゃめちゃ好きな作品みっけたわ。更新頑張ってください！ (12月3日 22時) (レス) id: a4eb208b67 (このIDを非表示/違反報告)
シバき犬(プロフ) - きれいな五百円さん» きれいな五百円さん、コメントありがとうございます！頑張って更新します！ (12月3日 20時) (レス) id: 9f1e1013fe (このIDを非表示/違反報告)
きれいな五百円(プロフ) - 好きです！！更新頑張ってください (12月3日 8時) (レス) @page19 id: ccc64cf854 (このIDを非表示/違反報告)
シバき犬(プロフ) - はなまるさんかくさん» はなまるさんかくさん、ありがとうございます！頑張ります！ (12月1日 20時) (レス) id: 9f1e1013fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シバき犬 | 作成日時：2023年11月29日 7時
