CHAPTER３：苛立ち - side You - ページ11
撫でられている
何年ぶりのことだろう
あまりの驚きに
身体が固まって動かない
今なら
抵抗なく殺されてしまう気がした
『な、何を…！？』
思わず、彼の手を叩き払う
「俺がお前くらいの歳ん時は、ちょうど軍に入った時期やわ」
昔話をされても、どう反応していいか分からない
月明かりの逆光のせいで
フードに隠れて見えない瞳
何を考えているのか
全く分からなかった
エーミール教授から教わったことがある
人間が恐れるもののうち
一つは得体の知れない、自分の知見を超えた何かであると
だからなんだろう
この手の震えが収まらないのも
身体が強ばってしまうのも
息が上手くできないのも、ぜんぶ、ぜんぶ
「子供は子供らしく、大人に頼るんやで」
僕はその言葉に
瞬間的な酷い��苛立ち��を覚えた
─────────『うるさいな、知らないくせに』
哀れみの目を向けられるのも
馬鹿にされるのも
期待に踊るサマを見るのも
もうたくさんだ
CHAPTER３：ため息 - side zm -→←CHAPTER３：孤独 - side You -
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アイホートの雛 - ｱ…（絶命）墓の建設は頼みました…神作品見つけちゃったよ、どうしよう。死ぬ (12月4日 14時) (
レス) @page24 id: 4305638c84 (このIDを非表示/違反報告)
そこらへんの草 - うわ好き(絶命寸前)めちゃめちゃ好きな作品みっけたわ。更新頑張ってください！ (12月3日 22時) (レス) id: a4eb208b67 (このIDを非表示/違反報告)
シバき犬(プロフ) - きれいな五百円さん» きれいな五百円さん、コメントありがとうございます！頑張って更新します！ (12月3日 20時) (レス) id: 9f1e1013fe (このIDを非表示/違反報告)
きれいな五百円(プロフ) - 好きです！！更新頑張ってください (12月3日 8時) (レス) @page19 id: ccc64cf854 (このIDを非表示/違反報告)
シバき犬(プロフ) - はなまるさんかくさん» はなまるさんかくさん、ありがとうございます！頑張ります！ (12月1日 20時) (レス) id: 9f1e1013fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シバき犬 | 作成日時：2023年11月29日 7時
