星屑十字軍とトランプの兵 (ページ10)

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灰の塔Ⅵ ページ10

流風side

ベッチャァ...!と嫌な音と共に出てきたのはなんと『タワーオブグレー』の本体のじいちゃん⁉︎生きてやがったか‼︎

「ブワロロロ〜ベロォォォ...わしは事故と旅の中止を暗示する「塔」のカードを持つスタンド！お前らはDIO様の所へは行けﾝ！例えこの機の墜落から助かったとてエジプトまでは10,000キロ！その間、DIO様に忠誠を誓った者共が四六時中貴様らを付け狙うのドァッ！」

血塗れで舌真っ二つに分かれてんのにすげ〜な...
にしても、忠誠を誓ったやつらか。どんなやつらなんだ？まあ、タロットの暗示を持つ奴らだろうけど。けど、負ける気はないし諦めたりするつもりもない。何がなんでもDIOの所に行ってやる。

「DIO様はスタンドを極めるお方！DIO様はそれらに君臨できる力を持ったお方なのドァ！辿り着けるわけがぬぁ〜〜い！！貴様らはエジプトへは決して行けんのどあああ！！」

そのままじいちゃんはベシャリと倒れた。スチュワーデスさんは「ヒッ」とか細く声を上げてた。風露はゆっくり近づいて手をじいちゃんの口に近づけ毛布を掛けた。

風「今度こそ本当に死にました...流風、どう？」
流「う〜〜〜ん、墜落確実...まあ、なるべく安全に落とすよ」

あたしの発言に承太郎と花京院が驚く。

花「流風さん、貴方やり方分かるんですか？」
流「おう！以外かもだが、知識あんだ！備えあればなんとかってやつ」
承「ほう、本当に頼りになるな...おい、今からこいつがこの機をこれから海上に不時着させる！他の乗客に救命具つけて座席ベルトしめさせな」

スチュワーデスさん達はコクコク頷いて走ってった。
よしっやってやる！

ジョ「いやー、流風に知識があってよかったわい、わしはプロペラ機なら経験あるんじゃがのう」
花「プロペラ...」

呆気に取られる花京院。まぁ、そりゃあなぁ。プロペラ機だもん、旅客機じゃあないしな。

風「そういえば、ジョースターさん...飛行機の墜落経験は何度ありますか？」

あたしも「アッ」となる。

ジョ「あ‼︎そうじゃそうじゃ、これで3度目だな、人生で3回も飛行機で墜落だなんてそんなやつあるかなぁ」

それを聞きピシリとあたし含め固まる。3、回...まじか。
風露顔が青ざめてる。

承「二度と...二度とテメーとは一緒に乗らねえ」

正直...あたしも

ーーーーー香港沖35kmに不時着JOJO達は香港への上陸を余儀なくされた。