* 社内シェアハウス * 2 Fin (ページ7)

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車に揺られて、30分

着いたのはオシャレな通り

細い路地を歩いてくと、こじんまりとしたバーが見えた

ジ「また、建て替えたんだな。金あるな～」

重そうな木の扉を開けると、軽快な鈴の音

高「よっ、慎太郎。」

慎「おーっす。ちょっと待っててくんね？」

「誰…？」

テーブル席に座り、髙地にコソッと訪ねた

高「森本慎太郎。このバーのオーナー。歳は俺たちと一緒な。」

ジ「こーち、帰り運転よろしくな。俺飲むわ。」

ジェシーは勝手にバーカウンターの中に入ってボトルを持ってきた

ジ「うまっ。」

慎「わりー、待たせた！この子が例の？」

ジェシーのおつまみを持ってきて、黒いベストを脱いだ

高「急でわりぃな。しばらく頼んだ。」

慎「詳しいことは、聞かねぇけど、まぁ分かった。」

ガタいが良くて、イシツブテ…いや、なんでもない。

「よろしくお願いします。」

礼をすると、いーの。いーの。ってガハガハ笑ってる

高「会社はいつも通りいけよ？こっからならバスで行けっから。」

「ありがと。」

高地は少し酔っ払ったジェシーを引きずって帰っていった

慎「マジで仲いいよな～。」

玄関先で一緒に見送ると、車が見えなくなるまで手を振ってる慎太郎さん

「ほんとにお世話になってます。あの2人には。」

慎「俺もだよ。あちーし、中入ろうぜ。」

バーカウンターの奥の部屋に入っていって、ついてくと普通のリビング

慎「あ、俺のこと慎太郎でいいから！同い年なんだし、タメで！」

こんなもんしかないけど。って、麦茶を出してくれた

向かい合わせに座る

慎「いやー、新鮮だわ！笑いつも1人だからさ？」

「バーは1人で？」

慎「そーそー。雇う程じゃねぇし、ここ会員制だからさ、これはね？笑」

いやらしくお金を手で再現してる

「良かったらこれから、ご飯とか作るよ。何もしないの悪いし。」

慎「まじ？助かるわ。さんきゅー。」

明日、樹くんと顔合わせんの大丈夫かな…