* 社内シェアハウス * 2 Fin (ページ11)

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# J ページ11

会社であんな大胆なこと初めてした

Aちゃんの赤く染まった頬

潤んでる瞳

理性を押さえつけるのに必死だった

「ただいま」

さゆなと2人になった家は、Aちゃんがいた時と変わっていった

さゆなの趣味の物が増えて、高級化粧品やバックが散らかってる

さゆなは帰ってなくて、久しぶりにAちゃんの部屋に入ってみた

出ていったあの時のまま、時は止まってる部屋

「くっそ…」

ベッドに寝転がると、懐かしい匂いで瞼が重くなってきた

「A…」

.

.

.

門「じゅーーりーーー。ただいまぁ～」

やっべ。寝てた。

下に降りると、ベロベロのさゆな

門「んふふっ。ただいまぁ。」

ぎゅっとしがみついてくる

「やめろ。」

引きはがすと、つめたぁーい。とバックを頬り出してソファーになだれ込む

門「樹」

またワガママか。とか思いながら、ソファーに行く

「なんだよ… おわっ…！」

目の前にさゆなの顔

「やめろよ！」

門「抱いて」

「はぁ？何言ってんだよ。俺は…」

門「抱いてよ。」

さゆなに手をとられ、柔らかい膨らみに触れた

「いい加減にしろ。」

門「抱きなさいよ。昔は抱いてくれたじゃない。」

「俺はもう、変わったんだよ。」

体を起き上がらせて、寝てるさゆなを起こした

「昔は言う事聞いてた。俺には守りたい大切なやつができたんだ。もう、昔には戻れない。戻らない。」

門「なんで… なんであの女なのよっ…！」

門「私の方が、可愛い。美しい。樹にふさわしいのに…！」

「俺はっ…！俺は、そんなのどーでもいい。可愛いとか、美しいとか。根がいいやつが好きなんだよ。」

門「…っ。覚えときな。私を敵にまわしたことを。」

さゆなはカバンを持って、出ていった

それから、帰ってくることはなかった