L . T U N E H O U S E !! 〈３〉 (ページ7)

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# 月１ . ページ7

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目の前のテーブルには

オレンジジュースとレモンティーが並ぶ

カーペットに寝転ぶ怜央くん

ソファーに座る私

今日は、月１の映画鑑賞会の日

お互いに観たいDVDを借りてきて

お菓子を片手にダラダラする会()

最初は美勇人もいたんだよ？

始まって１５分でいつも寝るから

退会させました( 笑 )

怜「僕、絶対主人公のお姉ちゃんが犯人だと思う」

「んー、お姉ちゃんの婚約者じゃない？」

怜「婚約者は無理だよー。」

「なんで？」

怜「昨日のドラマでいい人だったもん」

「関係ないじゃん( 笑 )」

怜「…」

トンチンカンな事を言い出す怜央くん

通常ならこのまま会話は終わり

だけど、今日は違います

萩「うるせぇ」

横から罵声が聞こえる

「じゃあ、部屋で寝ればいいじゃん」

萩「階段上がりたくない」

怜央くんが帰ってくるまで読んでいた

愛読の雑誌を顔に広げて置いて寝てるけいごくん

「なら、我慢してよね」

萩「へーい」

しばらくするとまた寝息が聞こえてきた

怜「ほらー！お姉ちゃんだったじゃん！」

「まさか協力者がいるなんて思わないじゃんか…」

怜「俺の眼力が冴えてる！」

第六感がー！！と背伸びをしてオレンジジュースを

飲み干す

眼力は第六感じゃないと思うよ？

怜「次は俺のね！取ってくる！」

バタバタと駆け上がっていく怜央くん

レモンティーを取りに立ち上がると

ブルブルと身震いをしたけいごくん

「…けいごくん」

萩「…」

「けいごくんってば」

少し揺するとゆっくり顔から雑誌を退かす

萩「ん…？」

「寒いなら部屋で寝たら？風邪ひくよ」

萩「んー…」

丸まって無視

「はぁ…」

萩「そんな嫌？」

「え？」

萩「俺が居るの」

「そんなんじゃないよ」

萩「寂しいから…」

「へ…？」

萩「ながつがいないと」

怜「えー？なにー？なんの話ー？」

DVDを片手に降りてきた怜央くんと

ニヤーっとしたけいごくん

手招きで呼ばれた怜央くんは

頭をわしゃわしゃされて目を細めている

さなぴーの椅子に掛かっていたブランケットを

顔に投げつけてやった

ほんとムカつく

「ちょっと期待したじゃん…」

戯れてるけいごくんには聞こえないように

呟いて雑誌を部屋に持っていった