L . T U N E H O U S E !! 〈３〉 (ページ49)

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# クリスマス . ページ49

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『メリークリスマース！！！！！！！！！』

グラスのぶつかる音が一斉に鳴る

サンタの帽子を身にまとって

テーブルに並べられた料理を

小皿に思い思い取っていく

諸「なんで俺だけトナカイなんだよっっっ！」

怜「トナカイっぽいじゃん！」

諸「体格と色だけだろーよ！！」

顕「分かってるなら聞くなよ」

シャンパン片手にトナカイさんがシュンとした

「も、諸！可愛いよ？」

諸「…ほんとに？」

「ほんとに！！ね！フウカさん！？」

フ「う、うん！！似合ってる！」

諸「俺、トナカイでよかったかも…！！」

チキンを嬉しそうに頬張って…( 笑 )

この事も日記に書くのかなー

真「ねぇ、何でカーテン閉まってんの？」

萩「俺も思ってたー」

ふっふっふ。とニヤニヤしだす美勇人

安「よく聞いてくれました！」

美「くれましたー！」

安「またまた俺たちみゅうたろが～」

美「みゅうたろが～！！！！！」

安美「やっちゃいました～！！！！！」

バッと２人によって開けられたカーテンの先には

「わ～！！凄いっ！」

フ「綺麗…」

バルーンとキャンドルで飾り付けされて

いつ運んだのか分からない大きなソファーと

テーブルの上に色んなお酒が置いてあった

安「オススメはワインだから！」

怜央くんと顕嵐を先頭に庭に作られた空間に

続々と移動し始めた

フワッ

萩「暖かくしないと風邪ひくぞ」

肩には大きなジャケット

同じ洗剤なのに、香水のせいで違う匂いが香る

けいごくんのだ…

「けいごくんが風邪ひいちゃう」

返そうとすると、袋から上着を出してきた

萩「今日Aが選んでくれたやつ着る」

嬉しそうに羽織って目線をチラチラ逸らす

「似合ってるよ」

萩「…やば」

「？？」

萩「俺の服着てるの、やばい」

「なにそれ～」

恥ずかしくて庭に飛び出した

真「追いかけっこは危ないぞ～」

「さなぴー！」

ソファーに座ってるさなぴーの隣に飛び込む

萩「さなぴーに取られた～」

とか、言ってる割にお耳真っ赤にして

謙ちゃんの食べてる料理を横取りにしいった