L . T U N E H O U S E !! 〈３〉 (ページ14)

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# 見習 . ページ14

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「お風呂ありがとうございます」

樹「おぅ！可愛いだろ！？お風呂！」

あの後、また迎えに来るから。って

じゅったんの家の前でおろされた

「顕嵐、雨に濡れてないかな…」

樹「風邪ひきやすいからな～アイツ」

『ただいまー』

扉を開けて固まる男の人

『樹、彼女連れ込むならいえよ！』

樹「あ、そーゆー風に見える！？」

『違うの？』

樹「Aちゃんには王子様迎えに来るもんねー？」

「バカにして！！もう！」

車のキーをポイッと机の上に投げて

じゅったんの飲みかけのお酒を飲み込む

『で、誰？』

「あ！神山Aです。」

『Aちゃんね、俺、森本慎太郎』

「噂の慎ちゃん？」

慎「そーそー！あれ昔遊んだっけ？( 笑 )」

樹「んなわけ！俺が呼び方叩き込んだの～」

キャハハと笑いが起きるリビング

シェアハウスとはまた違った雰囲気

じゅったんが流れを説明してくれて

慎ちゃんも快くOKしてくれた

慎「にしてもさ、顕嵐が女の子にここまで
するとか変わったよな～」

「そうなの？」

樹「まー、アイツも一応芸能人じゃん？
意外にしっかりしてんのよ！そーゆーとこ！」

そうそう。と、仕事の話をしはじめたから

少し離れてL字ソファーに座った

スマホの電源… あ、切れてたんだ

一応コンセント借りまーす！と声掛けだけしといて

充電をすると

鳴り止まないバイブ音

[ れお : Aちゃん！まだ帰らないの？]

[ m.m : いつかえってくる？]

[ 謙太郎 : 連絡ちょーだい？]

[ モロ : 早く帰ってきて！]

[ さなじぃ : Aちゃん、顕嵐から全て聞きました
ゆっくりしておいで？顕嵐の事は任せてください]

みんなからのLINEが凄く嬉しくて

早く「大丈夫。」を伝えたくて

ピコン

「っ…」

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[ Keigo : あいたい]

スマホの画面に大粒の涙がこぼれ落ちた