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「電話の相手、彼女さんですか？」
「いや違うと思う。この反応は多分…ヘンディーの最推しであるのあさんかも」
ヘンディーさんの電話の邪魔をしないようにヒソヒソと話し声を極限まで下げて、ボドカさんと会話。
ボドカさん曰く、ヘンディーさんには推しがいるらしくその相手が電話越しにいると考えると…確かにあの反応は頷ける。
「こっちいるんですか！？エッ！？む、迎えいきます！え、もういるの！？ちょ、北署汚いから別な所で会いま___」
「ヘンディ〜〜！！」
ばぁん！という重厚感溢れる扉の開閉音に肩をビクつかせていると同時に身体に軽い衝撃が激突した。金木犀の香りとシャンプーの匂いがふわりと香り、柔らかな感触に包まれると同時にソファへ押し倒されていることに気付く。
艶やかな金糸の髪が揺れ、アップルグリーンの瞳はとろんと蕩けている。氷肌は熟された林檎のように火照っており、微かにするお酒の匂いで…押し倒した張本人であり、とんでもない美女であり、ヘンディーさんの最推しである胡桃のあさんが目の前にいた。
「まっ、胡桃さんっ、おれ、ここに居るんだけど、胡桃さんのヘンディ、こっち…」
「アッ、アノッ…えっ…？」
「ウサギさん可愛いねぇ」
「のあちゃん、もうお前に興味無いってよ」
「ぐっ！でも俺に抱きつく胡桃さんは解釈違いだし絵面は最高だから良し」
「ヲタクの鑑だなお前」
心の中でヘンディーさんに謝りながらも、目の前にいるあざと可愛さの究極生命体が着実に迫ってきている事実に心臓が爆音を鳴らす。
出会って5秒も無いのに、一瞬でのあさんに魅入られたように彼女を見てしまう。可愛さの権化のような顔立ち、桜唇から覗く八重歯があざとさを際立たせている。だが、口から洩れた吐息は熱く、妖艶さが隠しきれていない。
「あ、あの、大丈夫ですか…？かなり、酔ってます…よね？」
「んー？ボクぅ？酔ってないよぉ。あ、もしかして、ひなーのが言ってた子ぉ？ボク、まだ会えてなかったから、会えて嬉しいよぅ〜！」
「俺、初めて北署で良かったと思ってる。最高やこれ」
「俺も」
もし、自分が男ならばのあさんの魅力に耐えられない。
ここまで女の子で良かったと思える場面は今後ないだろう。
「お近付きの印にちゅーするぅ？」
「へッ！？」
「んへへ、駄目ぇ？」
「いえっ、いや…！？その、それはっ！色々とまずいといいますか！？」
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夢打刻 - 🐹さんが出てくる話少ないので嬉しいです…！！ (3月24日 9時) (
レス) id: 15c763c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 今日初めて見て追いついてしまいました。kzhがめちゃくちゃかっこよくてどうなるのか幸せになってほしいと願いながらまた楽しみにしてます。 (3月21日 22時) (レス) @page41 id: 066d5681b9 (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - もう最高です更新毎回楽しみにしております…！！kzhがちょこちょこ出てくるものの詳細が出てないの気になりすぎて夜しか眠れません…大好きです…更新疲れるかもしれませんが…頑張ってくださいずっと応援しております！！！！ (3月9日 23時) (レス) @page29 id: c35a40f298 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - すてきなお話で、いつも更新を楽しみにしています。ちょこちょこ登場しているkzhが気になります！これからもだれか参戦するのかな？どんなお話になるのかなと楽しみにしています。 (3月9日 1時) (レス) @page29 id: 688b0f975d (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 実はもんど署長の参戦、もしくは絡み期待しちゃってるのですがご予定ありますか...？いつも楽しく読ませていただいてます！ (3月9日 0時) (レス) id: 412825c0ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こりん
| 作成日時：2024年2月18日 17時
