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「セリーに嫌われてる？いやいや、そんな訳ないって！あのセリーがAの事嫌いなんて、ありえない！」
「そう…でしょうか。最近、その…何といいますか…なんか、その…怒っているといいますか…バトロワの時は…うぅん…」
碧海が見渡せるベンチに座り、だるまさんと程よく距離を取りながら、先程のことを少し誤魔化しながら話した。
だるまさんは唸り、少し考えるように首を傾げる。誤魔化した部分を明かせば、考えの手助けになるかもしれないが…机上に押し倒された事を赤裸々に話すのは少し恥ずかしい。
「ま、でも俺もちょっと不安っちゃ不安になるかもなぁ。セリーの立場だったら…Aが隙だらけなの、不安になるというか…」
「や、やっぱり、私が…」
「違う違う、Aが悪いわけじゃないのよ！これはセリーの問題で…ちょっとだけ待ってあげてくれん？ちゃんと真正面から向き合ってるからこそ、見えるモノも増えて気持ちが追い付かない事もある。色んなことも考える」
「…？」
「ま、Aはさ、セリーにはいつも通り接してあげて。アイツも多分…今頃しこたま怒られてるだろうし反省してると思うから。きっと、セリーが頑張る理由は…うん、やっぱやめとこ。これを言うのは俺じゃねぇや」
セリーさんの頑張る理由を濁しただるまさんは膝を組み換え、太腿に肘を付きながら私を見る。にかっと白い歯を見せ、太陽にも負けない笑顔を浮かべるだるまさんを見ると、いつの間にか多分大丈夫だという気持ちになっていた。
「私、だるさんと友達になれて良かったです。もし、だるさんが友達じゃなかったら…1人でずっと悩んでました」
「こんなかっけぇおにーさんが友達なんだから、悩みごとあったら言えよ〜？」
「かっこいい…？加入条件で女の子にひかれてたのに…」
「ぐッ…！？いや、それは、男としての本能がね！こう、ひかれたというかね！…男なら誰だって食いつくよ！！」
くすくすと笑いを堪えるように肩を揺らせば、だるまさんは豪快に笑い飛ばす。
前までは、お客さんとしてだるまさんと接していたが今は友達のだるまさんとして、接している。…接していられているだろうか。
『ねぇ、Aさん。今はどっち、なのかな』
『今の私だって、私だわ！！』
「だるさん、美女のハニートラップ弱そうですね」
「弱いよ。なんなら金全部貢ぐ」
「美女に気を付けてくださいね」
"私"として、今ここにいる。
それは代わりのない事実だろう。
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夢打刻 - 🐹さんが出てくる話少ないので嬉しいです…！！ (3月24日 9時) (
レス) id: 15c763c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 今日初めて見て追いついてしまいました。kzhがめちゃくちゃかっこよくてどうなるのか幸せになってほしいと願いながらまた楽しみにしてます。 (3月21日 22時) (レス) @page41 id: 066d5681b9 (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - もう最高です更新毎回楽しみにしております…！！kzhがちょこちょこ出てくるものの詳細が出てないの気になりすぎて夜しか眠れません…大好きです…更新疲れるかもしれませんが…頑張ってくださいずっと応援しております！！！！ (3月9日 23時) (レス) @page29 id: c35a40f298 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - すてきなお話で、いつも更新を楽しみにしています。ちょこちょこ登場しているkzhが気になります！これからもだれか参戦するのかな？どんなお話になるのかなと楽しみにしています。 (3月9日 1時) (レス) @page29 id: 688b0f975d (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 実はもんど署長の参戦、もしくは絡み期待しちゃってるのですがご予定ありますか...？いつも楽しく読ませていただいてます！ (3月9日 0時) (レス) id: 412825c0ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こりん
| 作成日時：2024年2月18日 17時
