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「やってくれるじゃねぇか、あんたら。店の評判を落としてくれてよぉ…きっちり落とし前付けろよな？」
騒がしい音楽と回り続けるミラーボール。
硝子の破片や食べかけのホットドッグ等が散乱する床板をぎしぎし鳴らすのは裏口から入ってきた5人の男達。入口側にも2人立っており、うるか含めた3人は背中合わせとなり、周囲を警戒する。
中でも仮面の男はAを抱えた状態であり、実質的戦力は2人だけであった。それでも、余裕そうに身構える彼らに違和感を感じつつ、距離を詰めていく。
「落とし前付けんのはあんたらでしょ。ボスの庭で、こんな事するなんて」
「あんたらが何してるかは分かってるんだぞ！旅行客の女の子やこの土地が初めての女の子達を中心に酷い事して！…そんなの許せねぇっすよ、俺！！我慢の限界だったから、今日潰す事出来て良かったっす！まじで！」
「ここはお肉の組の領土。それを分かってて…こんな真似してんの？お前ら」
お肉の組と言う言葉に動揺し、過剰反応する男達。
だが、人数有利だと分かるや否や、すぐに虚勢を取り戻す。
「じゃ、あんたら倒せば今日からここはウチのモンって事だよな？」
「あ、悪いんですけど譲る気はないんですよね俺ら。状況不利なんで、さっさと降参してください。じゃないと…危ない薬を煎じて飲まして、どれだけ自我保ってられるかっていう実験したくなっちゃいますから」
後頭部に当てられた銃口。後ろ目で見れば、仲間の男達は既に地面へ倒れており、代わりに白スーツを纏った男3名が立っていた。完全に身動きが取れなくなり、場の有利が彼らへ変わっていくのを感じていく。
「アッ、やばーい！」
入口からは奇天烈過ぎる仮面に素性を隠した赤いツインテールの少女が髑髏の装飾が施されたバイクで破天荒に登場。入口を固めていた男二人を遠慮なしに吹き飛ばし、意図せずダウンを取った。
「流石ですボス」
「え、誰コイツ？」
バイクで突っ込んだとなると操縦者も必然的に吹っ飛ぶ。
受け止めたのは、ささが銃口を突きつけていた男であり、ぶっ飛んできたお肉の組ボス:かるびの膝が顎に猛烈な勢いで直撃。無事に、脳震盪を引き起こして泡を吹いていた。
「あ"っ！アタシのバイクが〜！」
「なんか、ボスがいると緊張感無くなるよな」
「そこがいいっすよね！」
かるび自体は男が衝撃のクッションとなり無傷。
平和的でかつ穏便に済ませた張本人とは露知らず、呑気に半壊したバイクを見て嘆いていた。
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humanfuuka1225(プロフ) - この作品を読むのが日々の日課になりつつあります…！更新楽しみにしてます！！ (2月18日 15時) (
レス) @page50 id: 535d582f25 (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - 今まで生きてきた中で1番好きです…!!更新を心待ちにしております…！ (2月18日 14時) (レス) id: c35a40f298 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 更新楽しみにしております〜！ (2月18日 14時) (レス) @page50 id: 412825c0ad (このIDを非表示/違反報告)
焼きそばパン粉(プロフ) - 夢主が優しすぎてもうこっちまで癒やされます。凄いです。この作品を読むと語彙力が飛ぶ仕組みなんですね。もう、マジで、本当に凄いです。癒やされるどころじゃない、涙出るかと思いました。優しすぎて。 (2月9日 9時) (レス) @page32 id: a8f548a317 (このIDを非表示/違反報告)
t94ywrc84k(プロフ) - もう最近この作品が生き甲斐すぎる。更新ありがとうございます (2月8日 23時) (レス) @page32 id: 24b98aaa97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こりん
| 作成日時：2024年1月27日 0時
