Lv3 御注文は"でぇと"…ですか？ ページ1
「じゃじゃーん。これ、Aさん専用の社用バイク」
ありさかさんに呼ばれ、裏のガレージへ集合。
因みにセリーさんはモンドさんに首根っこ摘まれた猫のように、回収されて警察業務に戻った。
ありさかさんはタブ画面を操作するとカフェMASKのロゴが入ったバイクが駐車場の白線に沿って、顕現させた。
「おっ、これ結構良い奴じゃない？」
「そ。まぁ、カスタムはしてないんだけどね。乗りやすさは個人差あるし…」
「え、いいんですか！？」
前の世界では軽自動車とズッ友宜しくしていたタイプなので無骨でイカついバイクとは無縁。だが、今は自動車は持っておらず通行手段的にも困っていたので、用意してくださるのは大変ありがたい。
「いいのいいの。これ、社用車だけども私用でも使っていいから。ガソリンはきなこ辺りにつけとけば、払ってくれるから」
「し、私用の時は自分で払いますね」
「まじで偉いな。じゃあ勤務中に減ったガソリン代はちゃんときなこに請求しといてね。ここのガソリンは馬鹿高いから。因みに…用意してアレなんだけどバイク乗ったことは？」
｢無いですが一応、自動車学校で教習は受けました｣
｢うーん…ちょっと心配だなぁ。じゃあ、一応俺が教えるね｣
教習所の先生よりも分かりやすく丁寧なバイク運転に教えてもらった。店周辺を2周程度回り、ありさか先生からおっけーが出る。
まだまだ初心者なので、ヘルメットは必ず着用してスピードはあまり出さないようと強く言われた。
｢ふふ、ありさん。お兄ちゃんみたいだね｣
ありさか先生によるバイク講座受講を朗らかな笑みを浮かべながら、見守っていたバニラさん。その一言にありさかさんは少し照れたように顔を赤くした。
｢それ、肯定したらキモいし否定したらどうでもいいみたいで反応困るんすけどー。あっ、電話だ…はい、もしもしぃ。…え？配達ぅ？｣
｢あはは。ごめんごめん｣
くすくすと上品に笑うバニラさんはありさかさんから先生の役割を受け継ぎ、足りない部分の説明を始めてくれた。
丁度電話が終わる事には大体終わっていて、次は安全用にカスタムをするかしないかの話に移っていた。
｢カスタムって結構お金かかるんじゃ…？｣
｢きなこからお金預かってるから大丈夫だよ。でも俺、今から配達の仕事あんだよなぁ…って事でバニ宜しく｣
｢お、俺？｣
｢バニが居れば、変な奴に騙されてぼったくられないだろうし、メカニックのガレージへも案内出来るっしょ？｣
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humanfuuka1225(プロフ) - この作品を読むのが日々の日課になりつつあります…！更新楽しみにしてます！！ (2月18日 15時) (
レス) @page50 id: 535d582f25 (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - 今まで生きてきた中で1番好きです…!!更新を心待ちにしております…！ (2月18日 14時) (レス) id: c35a40f298 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 更新楽しみにしております〜！ (2月18日 14時) (レス) @page50 id: 412825c0ad (このIDを非表示/違反報告)
焼きそばパン粉(プロフ) - 夢主が優しすぎてもうこっちまで癒やされます。凄いです。この作品を読むと語彙力が飛ぶ仕組みなんですね。もう、マジで、本当に凄いです。癒やされるどころじゃない、涙出るかと思いました。優しすぎて。 (2月9日 9時) (レス) @page32 id: a8f548a317 (このIDを非表示/違反報告)
t94ywrc84k(プロフ) - もう最近この作品が生き甲斐すぎる。更新ありがとうございます (2月8日 23時) (レス) @page32 id: 24b98aaa97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こりん
| 作成日時：2024年1月27日 0時
