１６ ページ17
・
「はははは！ああ大丈夫、なんかびっくりしたけどな。しっかりAも守ったし。
おれはルフィ、ここどこだ？」
『ごめんねルフィ、ありがと。
Aだよ、よろしく』
「この海岸は、海賊��金棒のアルビダ��様の休息地です。ぼくは、その海賊船の雑用係コビーといいます。」
『コビー、いい名前だね』
「は、はい！？そ、そ、そそうですかね……」
『うん』
「あ、ありがとうございます…」
酔いが覚めたAは、ルフィの背中から降り挨拶する。
コビーは女慣れしていないのかすごく照れていたが、Aの頭の中は��？？��でいっぱいである。
「ふーんそうか。
実はどうでもいいんだけどな、そんなこと」
「はあ…」
「小舟とかねェかな、おれらのやつ渦巻にのまれちゃって」
「う…渦巻！！？渦巻に遭ったんですか！？」
「あーあれはびっくりしたよまじで」
『目ぐるぐるになった』
「ふつう死ぬんですけどね…
こ…小舟ならない事もないんですが…」
化け物を見るかのような目でコビーに言われると、二人は顔を見合わせて首を傾げた。
二人の普通基準はとてもとてもおかしいのである。
二人はコビーに小舟があるという場所に案内してもらった。
「なんだこりゃ、棺桶か？」
「一応…船です、ぼくが造った船です…！
二年かかってコツコツと…」
『すごいね、二年も』
「で…いらねェの？」
「はい…いりません。この船は逃げ出したくて造ったんですが、結局ぼくにはそんな勇気ないし…どうせ一生雑用の運命なんです。
一応…本当はやりたい事もあるんですけど」
「じゃ逃げればいいじゃないかこれで」
『泳げればいけそうだよね』
「厶…ムリですよ、ムリムリ
もしアルビダ様に見つかったらって考えると足がすくんで……！！恐くてとても…！！！」
見せてもらった小舟はこのコビーが造った船。
言っちゃえばボロく、すぐに沈んでしまいそうだが二年もかけて造る根性は、飛び出す勇気以上に大変な事だと思うが。
そしてコビーから語られるのは運命の話。
「そう…あれが運命の日でした。ぼくは、ただ釣りに行こうとしただけなのに…間違って乗り込んでしまったのがなんと海賊船！！！
あれから二年殺されないかわりに航海士兼雑用係として働けと…！！」
「お前ドジでバカだなーーっ
そのうえ根性なさそうだしなーおれお前キライだなー」
『この船で二年…つらいね』
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2224人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかん - 凄いこういう作品タイプです！自分でこういうの作れないから羨ましいです…！これからも好きな時でいいので、更新頑張って下さい(●´ω｀●) (2022年8月25日 11時) (
レス) @page45 id: 926dc0c43f (このIDを非表示/違反報告)
はる - この作品、とっても面白くて一気読みしてしまいました！これからも無理しない程度に更新頑張っていただけたら嬉しいです！応援しています！ (2022年8月23日 23時) (レス) id: f9c48a0492 (このIDを非表示/違反報告)
なのは菜(2)(プロフ) - 最近ワンピにハマりたてほやほやなので、勝手に復習がてらに読ませていただいております…。愛されマイペース夢主は大好物なので、ニヤニヤしまくりです() 文も読みやすくてサイコーです！体調に気をつけて更新頑張ってください！応援してます！ (2022年8月23日 0時) (レス) id: 5f9e90fef5 (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - とても最高な作品を見つけてしまった、、、！！すっごく面白い！こんな素敵な作品をありがとうございます！これからも更新頑張ってください！応援してます〜！ (2022年8月20日 4時) (レス) @page42 id: 9d8dc0f18d (このIDを非表示/違反報告)
古谷千紗(プロフ) - 今後の展開に期待します！ (2022年8月18日 20時) (レス) @page2 id: f30e775e28 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：へびとかげ | 作成日時：2022年8月12日 9時
