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「あ!!なんかいつの間にかそこ2人仲良くなってる!!」
お互いにちゃんと自己紹介を済ませ、談笑をしていると後ろから来たクラスの集団に追いつかれた二人。目ざとく見つけた芦戸三奈は指をさして大声で叫んだ。
「私は芦戸三奈!!よろしくお二人さん!!」
「む、友情を深めるのはいいことだな!!俺は飯田天哉だ」
「蛙吹梅雨よ、梅雨ちゃんと呼んで」
「切島鋭児郎!!A、入試ん時はほんとありがとな!!」
『鬼斬Aだよ、Aでいいよろしくね
あ、礼には及ばないよ鋭児郎』
「上鳴、電気…(あーあ、二人の時間終了か)」
ぞろぞろやってくるクラスメイトに頭がパンクしそうになったA。さすがヒーロー志望コミュ力は人一倍高い。
ちなみに入試のときに、鋭児郎の小さなすり傷を治してあげたのがAである。
しかし大怪我だったのをすり傷だけで済ませちゃうところを見ると、さすが個性硬化なだけある。
「にしても何すんだろうね、入学式もしてないのにグラウンドなんかで
あ、ウチは耳郎響香。Aとは隣の席だからよろしく」
「グラウンドで入学式をやるのかしら？」
「でも、それにしたって体操服には着替えないよねーバーンと個性使ったりするのかな？」
「まあ、何はともあれ急ごう！！遅刻は厳禁だ！」
みんな女の子だと思ってる多分。
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「(鬼斬、A。出席番号7番。
こいつの強さは…規格外だ)」
一足先にグラウンドにいる相澤。彼の脳裏に浮かぶのはAのことだった。
思い出すのは実技入試。おにぎりを食しながらゴジラに化けロボットを踏みつぶす姿は圧巻だった。いや何やってんねんどんなカオスだ
それに加え、おにぎりを食べながら治癒をする姿。あの治癒能力はリカバリーガールも超えるほど。
覚醒でもすれば、死人でも行き返せるのではないかと疑うほどだ。
そんな能力、一体何故こんなにも情報が入って来なかったのか。
理由は簡単、出生届を3年前まで出されてなかったのだ。
Aは3年前に孤児院へと入った。ちょうど中学へ上がった頃だ。
孤児院へと訪ねてみても、入ってくる前のことは知らないと言っていた。
ただ、そのことを話す園長の目を見てもAが悪い生徒でないことは一目瞭然だった。
「(様子見、だな…)」
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雪澪 - もうすでに好きです。どちらの作品も楽しみにしています！更新頑張ってください！！！ (11月9日 21時) (
レス) id: d9af696c93 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 夢主くん可愛いね、大好き周りのカオス加減もいいなぁ…更新待ってます！頑張ってくださいね！ (2023年3月29日 13時) (レス) @page4 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - へびとかげさん！この作品ももう一つの作品も応援しております！自分のペースで頑張ってください！ (2023年1月20日 0時) (レス) @page1 id: 35aefc2ecc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：へびとかげ | 作成日時：2023年1月18日 14時
