⬠第1話⬠ ページ2
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『わーやばいやばい、急がないと怒られる怒られる！！』
日本の将来を担う世界一のストライカー養成所、その名も��青い監獄��。この場所ではエゴイストであることが求められ、集められたものたちはそれぞれで競い合いながら切磋琢磨している。
そして彼女こそがその選手たちの手となり足となり働く唯一の正マネージャーである。
「おー頑張ってるな」
『わわ、潔先輩！お疲れ様です！失礼します』
「え？お、お、おう」
廊下を全速力で走り抜けている途中、潔世一に出くわし一瞬キキーっと急停車し、バッと頭を下げてからまた走り出したA。
ちなみにこの困惑している潔世一は、Aのことを完全に男子高校生だと思っている。というか潔だけでなくこのブルーロックに入寮している275人全員だが。
というのも昔馴染みの生粋のエゴイスト、絵心甚八(意外と過保護)から��BLUEROCK��と青字で書かれている(悪いが結構ダサい)学ランを用意され、それを着ているからである。
1番最初っからその格好なので、いくら中性的で華奢でも男子高校生だと錯覚してしまうものである。
しかもここは、女子高生なんて誰一人としていないのだから、普通に考えて女子が来るなんて思わないだろう。
別にA自身からしてみれば、なーんにも隠してないし特に異性と意識することは無いのだが。
それも含めて、絵心の作戦勝ちである。
『すみませんすみません！！遅れました』
「あれ、A？？どうしたんだよそんなに急いで」
『へ！？あれ、御影先輩、今日は早めにドリンク持ってきて欲しいって昨日…』
「あーそれ、たぶん明日の話だな」
『え、うそだ…』
Aが急いで駆け込んだのは��チームV��の寮室。そこに居たのは、恐らくトレーニングを終えたであろう汗をかいていた御影玲王だった。
思わぬ無駄足にがーんという効果音がつきそうなくらい項垂れるA。
そんなAを見て御影は愛しそうなものを見るような目で笑った。
「っぷは！ははっでも、ありがとう。ちょうどドリンク欲しかったとこなんだよな〜」
『え、ほんとですか！！！』
「おー」
『わーー！嬉しいです！ありがとうございます！！』
コロコロ表情を変えながらドリンクを渡すAに御影は天を仰いだ。
「(くっっっそ可愛い！！ほんとにこいつ男か？もういっそ男でもいいから彼女にしたいわ〜)」
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みるく(プロフ) - 待って最高です。更新頑張ってくださいいつまでも待ってます。 (2022年12月19日 21時) (
レス) @page3 id: edb1aa695d (このIDを非表示/違反報告)
推しが命(プロフ) - 何これー！！！ニマニマしちゃうんだけどー！！！！可愛すぎる！！！ (2022年12月14日 14時) (レス) @page3 id: 93d57c8cdc (このIDを非表示/違反報告)
みどりのかんずめ(プロフ) - か、かわいい…！とおとい！ (2022年12月9日 18時) (レス) @page3 id: 1724a6f175 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヘびとかげ | 作成日時：2022年11月28日 19時
