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後輩の男の子 ページ7

次の日。

裏庭でご飯を食べていたら、川西が前髪ぱっつんの男の子を連れて目の前に現れた




『うわっ』




男の子がいきなり頭を下げたので驚く




「マネージャーになってください!お願いします!」




『…は?』





川西の方を見るとニヤッと笑っている





『最低、言わせたでしょ』


川「…まぁな」


『嫌だ』


五「お願いします!!」





大きな声を出して頭を下げる男の子に戸惑う

名前すら知らないのに





『ごめん、知らない人にお願いされても困る』



五「五色工です!」



『じゃあ、五色君、私部活はやらないって決めてるから』



五「お願いします!」



『…通じてる?』





さすがに年下まで厳しく言うのは気が引けた

だから、頑張って気持ちが伝わるように丁寧に話した


これはもう、無理だって思って立ち上がりコンビニの袋を持って歩き出す




五「あ、あの!
俺、先輩達と全国優勝目指してるんです!
よろしくお願いします!」


川「白花、来たかったらいつでも来いよ」





そういう声が聞こえたけど、振り返らず歩き続ける









『…はぁ』


今日は誰にも見られないようにHRが終わったらすぐに教室を出た


でも、校門を出る時にスマホを忘れたことに気づき溜息を零しながら戻る






『ついてないな…』




どうしても早く帰りたかったので、体育館側の道から戻る




途中でバシンという音とたくさんの女の子の声が聞こえて川西のことを思い出した




バレー部かな?



お母さんの言葉を思い出してゆっくりと体育館の入口に近づく





『……見えないな』





入口にも女の人が少し居て、諦めて教室へ行こうと体を横に向けた時





バシンという音とともに胸に違和感を感じた





大きくジャンプして、上を向いていて

一つ一つの動きがスローモーションみたいで。




叩き込んだボールは床に思いきり叩きつけられた




でもそこからは女の子がいて見えなかった


私の脳裏にその姿はびっしりと焼き付いた。

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ポン(プロフ) - すごく良かったです!!牛島さんの素直なところも!続き楽しみに待ってます!頑張ってください!! (2020年4月27日 18時) (レス) id: 182d4f7f2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - このお話好きです!続きが気になります! (2020年2月3日 16時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)
中村千尋(プロフ) - 更新頑張って下さい!!とても続きが気になります (2019年10月8日 22時) (レス) id: a991a170a0 (このIDを非表示/違反報告)
ohana - すごい面白いです!続きが気になります!!更新頑張ってください!! (2019年4月14日 20時) (レス) id: 8e8ba22e4c (このIDを非表示/違反報告)
あろま - るっとねさん» は?わざわざコメントしなくて良くない? (2019年4月1日 22時) (レス) id: 734385b17d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もっちっち x他1人 | 作成日時:2019年3月9日 23時

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