白鳥沢にマネージャーできたんだってよ

できない ページ24

『……』


川「おい」


『った…何？』


川「めっちゃボーっとしてたぞ」




SHRが終わって、座っていたら川西にチョップされた

ちょっと痛くて頭を撫でてると笑われた



カバンをしまって急いで更衣室へ向かう

途中まで一緒の道だから川西も






『あ』


途中で小野さんと昨日の女の子達にあった


「ちっ…」


小「由香ちゃん、Aちゃん悪い人じゃないよ」


由「は？…でも、川西と」


小「いい人だったから…昨日みたいなことをしないで」





おいおい
会話が聞こえちゃってるよ？


川西をチラッと見ると私の方を見ていて




川「お前にビンタしたのってアイツ等か？」


『うーん…否定はしないけど
結構もう大丈夫』




そう言うと小野さんは笑顔で手を振ってくれた
私も振り返す


隣の由香ちゃんは不服そうだったけどそれも何だか微笑ましかった





川「お前、いつからあんな可愛い子と仲良くなったんだよ」



川西と更衣室へ向かってるとそう言われて、なんだか嬉しくて川西を見る




『…今日だけど？』


川「ふーん」


『…話してみたら普通にいい子だった
…いじめられてたこと言ったら泣いてくれた』





そう言ってから無口になった川西を置いて、更衣室へ入る


川西は部活にロッカーがあるから先に行った




私も恋がしてみたい


密かにそう思った






でも私にはきっと

それはできない

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