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転校生 ページ3

お父さんから転校が伝えられたのは、一ヶ月前。


昔から転校することが多かったし、人に思いを入れることが少ないので悲しくなかった。




今回もまったく、悲しくない。







『白花 Aです、よろしくお願いします。』







高校2年生、夏の真ん中。



暑い日差しが窓から入り込んでいる。

私は、新たに見る他人に向けて挨拶をした。






先「…え?終わりか?」



『…他に?』



先「いや、終わりならいいんだ…!それじゃあ、席はあそこだ。」







そう言われて空いている席に向かう。


周りからの目線を気にせずに、斜め下を向いて歩いていく。





席に座った時、隣の席の女の子に喋りかけられた。







「白花さん!私、宮下 すみれって言うの!よろしくね!」



『…よろしく』



宮「白花さんって苗字可愛いね、でも名前も可愛いし……なんて呼んだらいい?」



『…なんでも』



宮「うーん、なら無難にAにしよっ!
私のことはなんでも呼んでいいから」






こくんと頷きながら窓の外を見る。

良かった、端っこの席で。

あんまり関わり少ないし。





転校してきた高校。

白鳥沢学園高校はスポーツも頭もいい。



とてつもなく、有名で全国大会によく出ている高校だ。



中学の頃、ソフトテニスをやってたけどそこでも白鳥沢は全国へ行った。






そんな高校に入れたのは母が専業主婦で頭がいいからだ。


私もその血を受け継いだ。




…なんて、嘘。





ずっと憧れていた。

だから、入りたかった。



今までワガママも言わない私だったから、どうせまた転勤するから、叶えてやろうと思ったんだろう。


だから、多分私立高校に入れてもらえた。





まだ、私は思ってもいなかった。

運命の変わる出来事がここであるなんて。

正面衝突→←思い出いっぱい



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ポン(プロフ) - すごく良かったです!!牛島さんの素直なところも!続き楽しみに待ってます!頑張ってください!! (2020年4月27日 18時) (レス) id: 182d4f7f2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - このお話好きです!続きが気になります! (2020年2月3日 16時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)
中村千尋(プロフ) - 更新頑張って下さい!!とても続きが気になります (2019年10月8日 22時) (レス) id: a991a170a0 (このIDを非表示/違反報告)
ohana - すごい面白いです!続きが気になります!!更新頑張ってください!! (2019年4月14日 20時) (レス) id: 8e8ba22e4c (このIDを非表示/違反報告)
あろま - るっとねさん» は?わざわざコメントしなくて良くない? (2019年4月1日 22時) (レス) id: 734385b17d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もっちっち x他1人 | 作成日時:2019年3月9日 23時

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