王子or後輩

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じゅんside


落ち着いたかんな先輩は口を開いた。

かんな「ありがとう。じゅん。」


詳しい事情と誰がやったのか俺はゆっくり話を聞いた。


そっと抱きしめるとまだ震えてる先輩。


思わず口が先走った。


じゅん「先輩。キスしていい？てか、するから。」



かんな「へ...？」


俺は戸惑う先輩に優しくキスをした。


驚いていた先輩は俺が唇を離すと優しく微笑んだ。


そして、俺の唇に優しくキスを落とした。



じゅん「先輩？？」



かんな「...あのね。さっき教室であの人たちにキスされた時にね思ったの。あぁじゅんがファーストキスでよかったなぁって」

照れくさそうにはにかむ先輩を見て俺は抱きしめた。

まだ微かに震えてて。なのに強がりな先輩は俺には心配かけないように笑顔で振る舞って。


じゅん「俺に強がらないでくださいよ。俺にだって甘えてくださいよ。...俺じゃなんでダメなんですか。」



かんな「ダメ...じゃないよ。それに、私ねりょうたに気持ち伝えてちゃんとけじめつけてきたの。」


じゅん「え？」


かんな「少しずつだけどじゅんとの気持ちとも向き合いたいなっておもってるんだけど遅いかな？」



そうやって聞いてくる先輩は今までで1番可愛くて愛しくてたまらなかった。

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