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「ただいまー……」
あ、そっか…
いないんだ、誰も。
いつもおかえりって言葉が聞こえてたから…不思議な気分。
暗い部屋も…静かな空間も、慣れないな。
パチッと電気をつけると、いつものワンルーム。
いつもの…なのに…。
なんでこんなに寂しく見えるの…？
「なにか食べなきゃ…」
私は冷蔵庫を漁ると、つい1か月前まで好きでよく食べていた、冷凍パスタがある。
…これでいいか。
私はそれをレンジでチンすると、テレビをつけて、小さなテーブルで麺をすする。
「あれ…？」
このパスタ、こんな味だったっけ…？
なんか、味が濃いだけでだしも何も出てない。
テレビからは無機質な笑いが響く。
「…美味しくない」
私は、また涙が流れていた。
全然美味しくないよ、こんなの。
サンジさんのご飯が食べたい。
皆とお腹痛くなるくらい笑いながらご飯が食べたい。
そしたらきっと、こんなに美味しくないものも、美味しく感じるから…
それに…
「ゾロさん……。」
やっぱり、私は貴方が好き。
“好きでした”
なんて過去形に出来るほど…弱い気持ちじゃない。
寂しいよ。
ゾロさん…
「…会いたいよ…。」
部屋には、私の声だけが反響していた。
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わらび餅(プロフ) - 今までで一番キュンキュンするお話です❣️ (2022年6月1日 18時) (
レス) @page36 id: 5fb24b11f6 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - マジで泣きました…ありがとうございました！！ (2021年8月29日 5時) (レス) id: 84bb18fe1f (このIDを非表示/違反報告)
ミコト(プロフ) - すごく素敵な話でした!!ほっこりしました^_^ (2019年12月30日 18時) (レス) id: 47f303260b (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - ｸｿｳ…終わった…(T_T) (2019年8月31日 14時) (レス) id: 40552a2b29 (このIDを非表示/違反報告)
半分ニートガール(プロフ) - とても、美しい物語でした！ (2019年8月30日 0時) (レス) id: 94956eabef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽてこ
| 作成日時：2019年8月19日 13時
