バイオレットフィズ【ロロノア・ゾロ】 (ページ27)

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ナ「じゃあ…本当に行くのね。」

「はい…！今までありがとうございました。」

とうとう、3日後が来てしまった。

あの日から気まずくて、ゾロさんとは顔を合わせていない。

でもやっぱり…好きな気持ちは消えないわけで。

ル「お前行っちゃうのかよ～、仲間になろうぜ！」

「あはは、でも私…元の世界に帰らなきゃだから。」

ル「ちぇ～」

ここにいる間、ずっと楽しかった。

夢のような時間だった。

「私…ここに来れてよかったです。」

毎日毎日どんちゃん騒ぎで。

時々喧嘩もして、でもすぐ仲直りして遊んで。

これが、幸せっていうんだろうなぁって感じ。

サ「体には気をつけてね、Aちゃん。」

チ「そうだぞ、風邪引くなよ！」

ウ「まぁ永遠の別れじゃねぇんだし、また釣りやろうな！」

ロ「仕事ばっかりじゃなくて、ちゃんと遊ぶのよ。」

ブ「寂しくなりますね～Aさんがいないと！」

フ「ほんとだぜ！俺の発明見てくれる奴がいなくなっちまうな！」

ル「またな！！」

皆の言葉に、私は背中を押される。

元の世界でも、頑張らなきゃ。

本来なら、一生関わることのなかった人達。

でもこうして出会えて、色んなことを知れて、本当によかった。

ナ「……頑張ってね、応援してる。」

「…はいっ！」

特にナミさんとは、歳も同い年で1番仲良くしてたから…

寂しいな…いつも相談聞いてくれてたの、ナミさんだもん。

それと…

ゾ「…店、頑張れよ。」

「ありがとうございます…ゾロさんも、元気で。」

ゾ「あァ。」

私は今日、世界で1番愛おしい人と、

お別れする。

「じゃあ…また。」

ゾロさんと同じタイミングで、私はお酒を飲んだ。