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ナ「もしかしてゾロってAちゃんが好みだったりするの!?」

ゾ「はぁ!?」

「い、いやナミさん…!」



ナミさんは私の肩を掴んでゾロさんの前に差し出す。

もちろんゾロさんは困った顔をするわけで…。


それに、今はまだ聞きたくない気がする。

これで好みじゃないって言われたらダメージが大きすぎるもん…!



ゾ「んなもん知るか!」

ナ「だって今Aはともかく、って言ったじゃない!」



もういいってば、ナミさん…!

私も冷や汗が止まらない。


でもどうせゾロさんだもん…


答えないはず…



ゾ「はぁ…好みっつーか…」



…って、え!?答えるの!?


ナミさんは私の後ろでワクワクしてるけど、私は全然。

…しかも、その言い方あんまりよくないってことでしょ…?



ゾ「一般的に、可愛くない訳ではねぇだろ」

「……へ?」

ナ「あらっ!」

サ「…く・そ・マ・リ・モ…!!???覚悟は出来てんだろうな!!??」



一般的に。

とは言うものの、私の顔はにやけっぱなしだ。


だって、遠回しに可愛いって言われたもんじゃん…あんなの。


やっぱゾロさんは、ずるい。



ゾ「俺は聞かれたから答えただけだろ!!」

サ「はぁ!!?聞かれたらお前は誰にでも可愛いって言うのか!!??あァん!!?」



あぁ、また喧嘩してるし…。

お買い物にはいつ行けるのやら…



ゾ「誰にでもなんて言うわけねぇだろ!!」



少し離れたところで、ゾロさんが言い放った言葉は…

にやける私を、極限まで追い込む。

…ちょっと、もう、無理。



サ「……はぁぁぁぁ!!??そりゃもっと問題だよ!!!!!」



ほんとだよ、もっと問題だよ。



ナ「…天然たらしが…ねぇ?ほらゾロ!早く買い物行くわよ!」

ゾ「へいへい!」



私は赤くなる頬を手で抑えながら、ナミさんの後ろをついて行った。

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わらび餅(プロフ) - 今までで一番キュンキュンするお話です❣️ (2022年6月1日 18時) (レス) @page36 id: 5fb24b11f6 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - マジで泣きました…ありがとうございました!! (2021年8月29日 5時) (レス) id: 84bb18fe1f (このIDを非表示/違反報告)
ミコト(プロフ) - すごく素敵な話でした!!ほっこりしました^_^ (2019年12月30日 18時) (レス) id: 47f303260b (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - クソウ…終わった…(T_T) (2019年8月31日 14時) (レス) id: 40552a2b29 (このIDを非表示/違反報告)
半分ニートガール(プロフ) - とても、美しい物語でした! (2019年8月30日 0時) (レス) id: 94956eabef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽてこ | 作成日時:2019年8月19日 13時

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