バイオレットフィズ【ロロノア・ゾロ】 (ページ14)

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私は、久々にはしゃぎすぎて疲れて、

マストの下のベンチに座っていた。

すると、それに気付いたゾロさんが、修行？をやめて隣に座る。

ゾ「だいぶ慣れたみたいだな」

「皆すっごく歓迎してくれるので…ついはしゃいじゃいました。大人気もなく…。」

もう20歳なのに、恥ずかしい。

ゾ「大人って…まだお前子供だろ？」

「えっ？いやもう20歳ですよ、私。」

ゾロさんは、ポカン、と口を開ける。

ゾ「は？」

「え？」

え、私何か変なこと言った？

別に私そんなに童顔じゃないし…

今まで、実年齢より下に見られたことは一度もない。

だけど、今のゾロさんの顔は…

ゾ「嘘だろ…？」

信じられない、って顔。

「えぇ、そんな顔する程ですか…？」

ゾ「だっておま、こんなちっせぇ20歳いると思わねぇだろ！」

「えっ！ひっど…！私の世界にはもっと小さい人もいますよ！」

確かに皆大きいけど！

ゾロさんもかなり大きいけどさぁ！

確かに向こうの世界でも小さい方だったけど、そんな言い方しなくても…！

ゾ「こっちの世界じゃこんな小せぇのいな…てぇな！！」

サ「黙れくそマリモ！！女性は小さくても可愛いんからいいんだよ！」

私の目の前で、ゴン！と蹴られるゾロさん。

…すっごい痛そうな音したけど大丈夫なのかな？

ゾ「やんのか！？」

サ「あァ望むところだ！！」

って、もう喧嘩始めちゃったし…

この2人、最初に会った時から喧嘩してるけど…

喧嘩するほど、仲がいいってやつかな？

ナ「やめなさい2人とも！Aちゃん怖がっちゃうでしょーが！」

2人を止めたのは、ナミさん。

ゲンコツ1発で止めるなんてすごい…！

ナミさんって強いんだ…！

私がキラキラした目でナミさんを見ていると、ナミさんはくるっと私の方を振り返って笑顔になる。

ナ「新しい島見えたから、そこで買い物しましょ！」

「あっ、はい！ぜひ！」

ナミさんって…なんか…

肝っ玉母ちゃんみたい…。