episode 70 ページ21
エ「すげぇ!めちゃくちゃ広いなぁ!」
「そうだね…」
目の前に広がるのは、リゾートホテルの一室から見える海。
流されるまま…ホテルに来てしまった。
買い物も終わったし、ご飯も食べたし…モビーに帰ろうと思ったら突然、エースが…
『今日はまだ2人でいたい』
とか言うから、嬉しくて…つい。
今までだって並んで寝てたことあるし、一番最初に会った時だって同じベッドで寝てたけど…
今は、関係性が違う。
緊張しないわけも…ない訳で。
エ「うぉー!ベッドふかふか!Aも来いよ!」
「あ…うん…」
はしゃぐエースとは裏腹に、体が固まる私。
今まで誰かと付き合ったことなんてなかったけど…恋人同士がホテルに来ることがどういうことかなんて、流石にわかる。
エ「…A?どうした?」
エースはベッドに寝転がった状態から体を起こし、動かない私を見つめる。
そりゃ不思議に…思うよね。
でも足が上手く動かない。
怖い訳じゃない…けど…。
「き、…」
エ「き?」
「…緊張、して…足動かない…」
…こんな恥ずかしいこと、ある?
緊張するならもっと可愛い緊張の仕方あるでしょ…って自分に自分でツッコミ入れたくなる。
エ「…?」
エースもぽかん、とした顔で私を見つめる。
そりゃ、そういう顔にもなるよね…。
私でもよくわからないんだもん。
でもエースは、しばらくした後吹き出すように笑い出す。
エ「…ふ、はははっ!」
「えっ、ちょ、笑わないでってば…!」
エ「かーわい」
エースはひとしきり笑った後、そう言って微笑むと、私に向かって腕を広げた。
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ぽてこ(プロフ) - ひひひかるるるさん» 初めまして!コメントありがとうございます。そんな風に言っていただけるなんて光栄すぎます…ありがとうございます(;;)これからも期待に応えられるよう、頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願い致します! (2019年8月5日 0時) (レス) id: 057c7595e7 (このIDを非表示/違反報告)
ひひひかるるる(プロフ) - すいません緊張して語彙力が低下しています!いつもドキドキしながら読ませていただいてます!読者の心臓がもちません!これからも更新頑張ってください!続きが楽しみです! (2019年8月4日 21時) (レス) id: e49f586e8e (このIDを非表示/違反報告)
ひひひかるるる(プロフ) - 読者のいつもドキドキしながら読ませていただいてます!心臓ももちません( ^ω^ )更新頑張ってください! (2019年8月4日 21時) (レス) id: e49f586e8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽてこ | 作成日時:2019年8月4日 10時