検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:45,962 hit

episode 5 ページ5

ウトウト、と眠っていた時。



ル「Aー!」



バタン!と大きな音を立てて扉が開いた。



「な、なに…!?」



大きな音にビクッと肩が震えて、私は目を覚ます。


パッと振り返ると、そこにいたのはルフィ。



もう、びっくりした…。

寝ぼけてたから、一瞬敵襲かと思った。



ル「あ、寝てたか?すまん」

「別にいいよ…どうしたの」



寝ぼけ眼で、私は目をこする。


一度あくびをすると、少し目が覚めてきた…。



ってゆうか、ルフィ薄着過ぎない!?


目の前にいるルフィは、いつもの格好に草履。



いや草履はルフィ曰く「ポリスー」らしいけど…。


それにしても、だよ。


扉を開けただけでヒヤッとした風が入ってくるくらいには、寒いのに。



ル「さすがに外寒くてよォ」

「そりゃそんな格好してたら、そうでしょ…体冷やしたら大変、ほら毛布貸してあげるよ」



私は立ち上がって、ルフィの方へ行くと肩に毛布をかけてあげる。


むしろ、この薄着でよくあんなはしゃいでたな…と思う。


結構ギャーギャー騒いでたもんね…。

まぁ元々、ルフィはタフだけどさ。



ル「これ貰ったら、A寒いだろ」

「え?あ〜…まぁ、少し?」



雪が降るくらいの寒さだから、そりゃ上着1枚じゃ流石に肌寒い。


我慢できないほどじゃないけど…。



ル「んー……あ!」



ルフィはそういうと、何かを閃いたように椅子に座った。


突然座って…ルフィは何がしたいんだろう…?


私が訳もわからず首を傾げてその様子を見ていると、ルフィはいきなり私に腕を伸ばした。



「きゃっ!なに…って、え、」

ル「ニシシ、こうすりゃあったけーだろ!」



ルフィは、私を抱きかかえて、私ごと毛布でくるんだ。

当然、ルフィとはめちゃくちゃ密着してるわけで。


ルフィよりはるかに小さい私は、すっぽりと腕の中に収まってしまった。



背中に、ルフィの筋肉質な体が当たって、素肌の温もりを感じる。



「え、ちょ…これなら私毛布もう1枚持ってくるよ」



こうして密着すると、ルフィも男なんだな、なんて…。


ドキドキして、仕方が無いから。



でもルフィは私を離すまいと、腕に少しだけ力を入れる。



ル「いーじゃねぇか別に。めんどくせぇし」

「そうだけど…。」



引き止められてしまうと正直取りに行きにくいし…諦めるしかないか。

それに、何故かルフィが楽しそうに笑うから…



離れがたくなってしまったのは…秘密にしておこう。

episode 6→←episode 4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (111 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
331人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (2022年3月11日 11時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぽ。 | 作成日時:2021年7月13日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。