病弱少女は愛され体質【鬼滅の刃】

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Aside



身体が揺れる感覚で目が覚めた。



カナエ｢あら、A目が覚めたのね。

もうすぐ家だけど気分が悪かったら誰かに言うのよ。｣



見慣れた風景。



隣にはしのぶ姉さんが座っている。



保健室から車まで移動した記憶がないから

きっと誰かがここまで運んでくれたのだろう。



『私、明日学校行ける？』



カナエ｢えぇ、体調さえ良ければ大丈夫よ。 ｣



良かった、明日もちゃんと通えるんだ。


でも教室入って睨まれたらどうしよう。


仲間外れになったらどうしよう。


怖い。


手が震える。


しのぶ｢…っ… A…大丈夫よ、大丈夫。｣


あたたかい。


しのぶ姉さんが抱きしめてくれてる。


『でも…私…倒れちゃったから…迷惑…』


カナヲ｢Aっ!!聞いて…今日ね、クラスの子達が

Aの心配してた。

きっと明日も待ってると思う。

だから、大丈夫だよ…｣



助手席からカナヲが声をかけてくれる。


『ｸﾞｽｯ…カナヲ…』



いつの間にか家に着いていたようで

しのぶ姉さんが私の肩を抱いてゆっくりと歩き出す。



カナエ｢実はね、A、カナヲ。今日は2人のために

ケーキを買ってきているの！

ほら！泣いてないで早く食べましょう！｣



あぁ、私やっぱり姉さん達のこと大好きだ。



こんなに不安になっても助けてくれる。



好きなんだ。きっと。



こんな気持ち初めて。

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