ありきたりな話さ (ページ7)

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｢お疲れ様でしたぁ｣

残っている社員さんと店長に一声かけてお店を出る。

時刻はもう23時を過ぎ、飲み屋街には酔っ払いのリーマンやアルコールが入ってうるさい若者たちが騒いでいる。

今日、華金だっしなあ

あーーー疲れた。

玲於さん達もだいたい2時間くらいで帰っちゃうし、、
玲於さんなら6時間くらいいてくれていいのに！！

コンビニに寄って酒とつまみでも買って家で飲もうかなぁと思いながら家の近くのコンビニに向かう。

あ、そういえば先週行った時新しいスイーツ出てたよな
カロリー高いよなぁああ、

でも！今日は沢山働いたし！！
コンビニのスイーツってなんであんなにクオリティ高いんだろうねー

なーんて、しょうもないことを考えながらコンビニに入ろうとする

｢、、、お、｣

入口付近には居座る数名の男性たち。

あー、なんか見た目からして大学生かなぁ
同い年くらい？？

明日休みだし一晩中遊ぶんだろうなぁ
楽しそうなこって！

ちりちりパーマにブリーチされていたんだ髪と
2連3連のピアス

片手にはタバコを持っては座り込んでギャハギャハと品もなく大声で騒ぐ。

、、、そこに夜は静かにお願いしますって書かれた看板ありますけど

ついこないだまでは、あんな感じの治安悪めの男性にすぐ惹かれてたのに玲於さんという推しができてからアウトオブ眼中だな(何様)

玲於さんは礼儀正しいから、絶対あんな事しないしね！

その集団をスルーしてコンビニに入りお酒とおつまみと、、、、スイーツは我慢してシュークリームを購入。

相変わらず無愛想な店員さんにお会計をしてもらって外に出るとまだいるあの集団。

うるさいなぁと思ってチラ見すると、

あ、やべっ

なんか舌にもピアス付けてるロン毛男と目が合ってしまった。

｢なになに、今オレ、あのおねーさんと目合っちゃったんですけど！｣

にたつきながら大声で話すくそロン毛(口悪い)

うっわぁ、最悪じゃん、、、

その男の人の一言でそこにいた集団がこちらを向く。

｢えー、なになに！お姉さんこいつのこと気になるの？爆笑｣

｢んなわけねぇや笑｣

｢てかあんた、酒買ってんじゃん！
一人で飲むのも寂しいでしょー？せっかくやし、一緒遊び行こやあ｣

ぐるっと私を囲っては酒臭い顔を近づけて話しかけてくる男性。
うわー、この治安の悪さ嫌いやないどころか前はすきやったのに
なんか今はなんっも感じんしただの迷惑やな

｢あー、結構です。家で彼氏待ってるんで！｣

なんて大嘘をかます。

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