ありきたりな話さ (ページ3)

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③ ページ3

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｢お待たせしました！メロンソーダです！｣

とびきりの笑顔と態度でおもてなし(玲於さんのみ)

亜｢超速い笑｣

玲｢あ、ありがとうございます｣

｢愛情たっぷり込めました！！！｣

玲｢、、、あ、愛、？｣

あ、戸惑ってる可愛い。

戸惑いながらもちゃんと対応してくれるの好き。
なんか物珍しそうに私チラ見してメロンソーダ飲もうとしないのも愛しい。

ニコニコニコニコ

やっぱり袖から見える腕筋肉すごいなぁ
あ、肌白いから手の血管見えてる男っぽい

は～眼福眼福

ニコニコニコニコ

玲｢、、あ、あの、いつまで見てるんですか｣

｢えっ、あ、やば、見惚れてた｣

亜｢爆笑｣

素直だなあ！！と目に涙を浮かべて爆笑する亜嵐(？)さんだっけこの人(興味もてよ)

ひーひー笑う亜嵐さんを少し睨んでこちらの様子を未だに戸惑いながら伺う玲於さん愛しい。

まだまだ見つめて観察しあわよくば会話もして連絡先もゲットしたいところだけどこの勢いだと引かれそうなのでグッと我慢。

一歩下がって、浅くお辞儀をする。

｢すみません、ごゆっくりどうぞ！｣

また注文入んないかな
そしたら速攻私が伺いに行くわ

あ、あの席に運ぶのも私が全てしたいくらい
厨房の様子見てこようかな(暇か)

なんて考えながら玲於さん達に背を向ける

玲｢あ、｣

｢はい！！？？(秒速)｣

亜｢反応はやっ笑｣

当たりめぇだろ
玲於さんの声はもう耳が覚えたからどんなに人がいても聞き取れるに決まってんだろ舐めんなよ(自慢することじゃない)

玲｢、、メロンソーダ、おいしい笑｣

一瞬こっちを見て少し微笑んだかと思うと
グラスに再び口をつけて少しずつごくごくと飲んで

口をグラスから離すと少し目を見開いて再び満足気に柔らかく微笑む

｢おかわりしますか？！無料で！！！！｣

店長｢ダメだぞー｣

｢こういう時だけ話聞いてますよね！！くそタレ！！｣

玲｢、、あは笑｣

神様、この世で私は初めて推しという方を見つけました。
見た目は悪そうなのに蓋開けて見れば幼くて可愛らしいギャップ王子が目の前にいらっしゃいます。
メロンソーダがこんなに似合う人はこの世にいません。
メロンソーダ王子です。(ダサい)

やられた。
これは心撃ち抜かれた。

今度こそ玲於さんに背を向けて仕事に戻る
しかし頭の中は玲於さん1色(幸せ)

はー俗に言う推しが尊いってこの事ね！

亜｢あれ？俺のハイボールまだ？｣

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