浮気の疑惑がコノヤローな件について

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部長「A！ちょっと来てくれ」



「.......へーい」



ポカポカとあたたかい光が窓から差し込む昼前。

なぜか部長に呼び出された私は部長の元へと向かう。

なんかやらかしたかなー
思い当たることがないなー

強いて言うなら隼の盗撮増えてきたことくらいかなー(え)



なんだなんだーと気だるげに行くと、部長の横にはド派手な真っ赤の髪の毛をした少年が1人。



部長「A、今日からこいつの指導係頼むな！」



ポンッと部長に方を組まれた少年は「よろしくお願いします！」と勢いよく頭を下げる。

ほう、見た目の割には礼儀がちゃんとしとる



「んー、いいですけど私以外にももっと適した人いると思いますけど笑」


何より余計な仕事増えたくないしね！

隼と帰れなくなるとか無理だからね！



部長「お前に小森の指導係させた時評判良かったからなーこいつ小森と似てる感じがしたし、お前でいいかなって思って」


おい？
なんだその言い方？
なんか仕方なくお前でいいかーて聞こえるんだけど？？？(被害妄想)




「.......はぁい」



なんて言えるはずもなく、仕方なく引き受ける


部長「おー！良かった良かった！じゃあ、自己紹介でもして仲良くやれよ！今日から早速お前の下にこいつ付けとくからな！」



自己紹介で仲良くなれとか昭和かよ(は？)

そう言い残すとじゃあな！と部長はそうそうとランチへお出かけした。


「.....えと、よろしくね！私はAていうから、好きに呼んでね！」


営業スマイルでニコニコと笑いかけて手を差し出すと「よろしくお願いします！Aさん！」と言って私の手を掴む。


あらーこの子、笑ったらクシャッとして可愛いじゃない



「オレ、中務裕太って言います！
ビシバシおねがいします！Aさん！」



どうも神様はそう簡単に


幸せにさせてくれないらしい。


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