浮気の疑惑がコノヤローな件について

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『...なんも関係ないのに心配してくれてるっていう受け取り方はできないんですか』


やはりカラコンを付けたショートの気の強そうな女の子は負けずと言い返してくる

やばいこわい無理

割と強気で言い返した割には私意外とか弱いタイプ(ご冗談を)



「さっきまでのあなた達の会話聞いてる限り 良心から心配してくれたようには思えなかったけど？」



『...』




……やべぇ、私強くね？

無敵じゃね？？？

よしっこの勢いで






『...まじうぜぇ、宜しくやってろっての』


『冷めたぁ、いこ？しほ』


『...うん、』



………………え？？？

終わり？意外とあっさり？？？

やったね！！！勝利！！！やったね！！！！(2回目)




帰れ帰れ〜とニコニコ手を振っていたら(アホ)

それが気に触ったのか


『...』


「うぉっ？！」




ドンっと、派手に音がしたと思うと

ショートヘアの女の子の肩は素晴らしいくらいに私の肩にヒットし

あまりにも強い勢いだったので←

ヒールを履いていた私はうまくバランスが取れずそのまま倒れていく


...これ尻もち痛いヤツ！！！！

お尻割れちゃう！！！！！！(もう割れてる)



お尻に(なんでだよ)ぎゅっと力を入れ、覚悟を決めた時





倒れていく方とは真逆にグイッと腕を勢いよく引かれ、そのままその人の上に被さるように倒れる


...顔なんて見なくてもわかる



だって隼の香水の香りがプンプンするもん(ムード考えろ)


たくましい胸板から顔を上げると、少し痛そうに顔をゆがめる大好きな人の顔






隼「...いってぇ〜」



「は、隼、あんた大丈夫？！？！頭打ってない？！これ以上バカになったらもう本当に救いようのない人間になるよ？！？！？！」



隼「すごい言われようだ」




大丈夫だよ〜と軽く微笑んで言い、確実に割れたであろうお尻をさすりながら私の腕を引っ張って起き上がらせてくれる




隼「Aは？ケガない？？」



「……心臓が握りつぶれそう」



隼「うん、大丈夫っぽいね」





へへっと微笑んで頭を軽く撫でられる

何今のもっかいして？？？？？すき



隼は私のにやけ顔を見て少し微笑むと

瞬時にすごい目付きに変わって女の子達の方を睨みつける




隼「...Aに謝れよ」





『ぶ、つかっただけでしょ！』





隼「オレが悪いからオレは何されてもいいけど」



隼「Aに怪我させたりしたら絶対許さない」




「(やべぇ胸キュン止まんねぇ)」



心臓の部分を上から強く抑えるけど苦しさは収まらない

隼の広い背中がとても逞しく見えた

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