Dear my girl_5 (ページ5)

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JK『あれから悔しくてずっとストレッチばっかしてんの？』

『うるさいよジョングク』

筋肉をつける為のトレーニングは苦手だけど、ストレッチは好き。

とはいえ、体力をつけるためにはトレーニングした方がいいんだろうけど肺活量だとか地獄のレッスンは二度としたくないのが本音

JK『でも倒れたら意味なくない？』

『高山病怖かったからね』

JK『あぁ、うん』

このツアーで少なからず私は己の体力のなさに少しでも落ち込んだ。
本当ならもっとやれるはずなのに、身体が追いついてくれなくてARMYに完璧を届けれなかったんだ

冬には授賞式はもちろんカムバも控えてる

ステージに立つ機会はありがたいことに絶えず、体力を増やすなりしなきゃ保たない

だからこうして時間があれば宿舎でもストレッチを欠かさず行うことにしたというのに。

JK『俺自身もしんどかったけどさ』

「うん」

JK『Aが倒れたのを見た時、まじで心臓がヒュってした』

『なにそれ』

JK『な、俺も良く分からん』

コイツ、一点を見つめながら話し出すから怖い
よっぽど難しいことを考えてるのか集中してるんだろうけど

JK『腹立つこともあるし、喧嘩だってこれからもするよ』

『お、おう…』

JK『でもやっぱ俺にとってもAは頼れる姉でも可愛い妹でもあるから』

『妹？私が？？』

JK『どうしようって困ってる時結構ソレ』

『ソレってなにがだよ』

ハハハって可愛い顔して笑うからムカつく。こいつは昔から笑えばどうにかなるって分かってるんだよな

なのに急に真顔になって私を見てくる

JK『だからか』

『なにが』

JK『むかし腕切ったときも酸欠で倒れた時もさ、お前がどっか消えちゃうんじゃないかって怖かったんだと思う』

『図太いから死なないよ私』

JK『図太いのは分かってるけど、分かんないじゃん。』

『否定してよ』

JK『誰がするか。』

JK『そもそも練習生時代に何度も辞めようとしてたのが悪い。俺、あれ結構トラウマなんだけど！』

『えぇ、ごめんて…』

『というかもう運動ここまでにして行こ』

JK『え、もうそんな時間？』

実はこの後は仕事終わりの兄たちとも合流して、久しぶりに外食しようとなった。もちろん経費は事務所持ち()

『今回、楽しみたけどちょっとドキドキしてるんだよね』