Dear my girl_5 (ページ38)

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YG side

『オッパ、ここの向き左だっけ右だっけ』

HS『何回も確認してんのに普通忘れる？』

『ごめん、頭動かない』

8月末にあるソウルコンに向けてリハを進めるもAが珍しく混乱していた

皆がみんな仕事詰めとはいえあいつがあんなポンコツミスをするのは珍しい。

JN『Aがこうなったらもう何も出来ないぞ、諦めて休憩にしよう』

HS『それもそうですね』

見かねたヒョンがああ言えば鬼のホビも諦めてくれて俺も端で座ることにした。

もちろん混乱中の妹を連れてだ

YG『ちょっと寝ときなお前』

『寝れない』

YG『あー…』

しゃがんで自分の隣に座れと床を叩くが躊躇うから無理やりしゃがませた

うちの妹は、また睡眠薬を投与してもらっているはずでガリガリの身体は耐えきれておらず鞭を叩いて酷使している。

倒れるくらいなら飲んでる姿を見られる方がマシだとか言っていたくらいだからメイキングカメラ前でも堂々と錠剤を流し込む

ARMYにはビタミンも色々飲んでると伝えてはいたが、

YG『ミクテ、秋にナムジュニが出すしお前は来年にすれば？』

『やだ、冬に出したい』

YG『その前にまた壊れそうだけど』

『やだーー！』

我儘か、と言葉をこぼせば拗ねる。
スケジュール通りにしたいのは分かるけども

YG『………』

『なんですか、』

腕を掴むとスカスカ。あまりにも痩せこけてる

それは皆一緒か

YG『ソクミンくんには会えた？』

『1回、』

YG『良かったじゃん』

『でも向こうも忙しいしサセンに見られたからしばらく会えない』

YG『は』

サセンとはいえ、いつもの追っかけらならまだ大丈夫だろうと保険は張れるがマジの奴ならどちらの身も危ない

『いや、あの子たちだけどあまりにラブラブとか言われたら何されるか分らん』

YG『なんだ親衛隊か』

『それやだ』

YG『んー』

結局コイツは寝やずに話す
メンバーもこっちに集まってきて止まる気配もない

知らんからな、俺は寝る

JM『A、またファン増えてますからね』

『日本のコも増えててありがたい』

HS『隣からめっちゃ日本語聞こえてびっくりした』

『イマドキの言葉分からなくて教えてもらったんですよ』

JK『あの人出禁にした？』

『え、出禁？』

JK『あの眼鏡で俺ら睨んできた人』

『あぁ、最後のペンサ来てたらしいんだけど出禁って伝えたらブチ切れてたらしい』

JK『まじか』

『こんな時に限って問題が次から次へとまじでやめて欲しいよ』