_197.準備期間 ページ36
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you side
TH『日本語?』
『うん。日本オリジナル曲の歌詞見といてってパンPDニムに言われたんですよ』
TH『へ〜』
事務所内の休憩室でマッサージチェアに座りながらも時間を有効活用すべく、渡されたデータをスマホで眺めていた
脚ぎゅーーーってされるの気持ちいいなコレ
TH『有名な人とのタッグだっけ?』
『そうそう、凄いですよね』
上でなんらかんやしてるんだから私の出る幕は無いだろうと話したのにPDは一応と言うんだもん
まだリパケのチェックも出来てなければ、ツアーの構成確認も出来てない。ましてや来年あたりにミクテも出したいのに仕事増やさないでくれ
TH『A、』
『なんすか』
TH『これどういう意味』
『ああ、コレは』
私のスマホを盗み見していたのか、日本語で書かれた歌詞の意味を聞かれた。どうせ皆知ることなので教えてあげれば"ふーん"だなんてぼやけた返事が帰ってきた
TH『Aのオリジナル歌詞で日本語曲しないの?』
『私?なんでですか』
TH『ARMYが喜ぶよ、俺達も嬉しい』
『ええ…自信ないな。』
この兄はいつも唐突だ、人のこと言えないけど。
しかもそこまで話膨らませないし
TH『そういや次の髪色なにになったの』
『リパケですよね、オッパは?』
TH『俺はね、ピンクと金髪のハーフ!!』
『これまたすげぇな、おい』
フフンと言わんばかりの笑顔
テテオッパだから髪色も今の態度も似合うんだろうよ
TH『んでAは』
『私はー、真っ白らしいですよ』
TH『まじかー』
『私らめちゃくちゃ色抜かなきゃ』
TH『ブリーチ何回するんだろ』
普通黒染めしたらブリーチさせないのが鉄則じゃない?
ブツクサと言ったところで事務所の意見は変えれないだろうな
諦めてスマホの画面を閉じ、今のうちにと頭皮マッサージもどきなことを始める
TH『何してんの』
『マッサージ、意味あるかわかんないけど』
TH『俺もしとこうかな』
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作者名:ring | 作成日時:2023年10月15日 1時