検索窓
今日:117 hit、昨日:521 hit、合計:49,486 hit

_189 ページ23

.


『私、色々と忘れてました』


『あんなにも無我夢中で、ああでもないとか言ってWINGSに全てを賭けてまでグループを守ろうとしたのに』

『1人でも活動していて疲れてきてる人がいるのにグループを、この生活を続けようとしてるのは自分のエゴだ。でも、防弾少年団は誰にも壊させはしないと意地張ってたの』

『気持ちが押し潰されそうなほどキツいからって、大切なこのグループを解散だとかそんな理由で終わらせたくない』

『どうにかして落ち着かせて長く私たちずっと一緒にやっていきたい』


休みたいけど、少しでも休めば忘れられる気がして怖くもなる
私はこの矛盾が怖いんだろうな

だからって解決策を見つけなくては早かれ遅かれ全てが終わってしまう


『メンバーが兵役に行ってる間、この場所を無くさない。それが私の一番の役目だとも思ってます』

『私たちは7年のジンクスで壊れるようなグループじゃない。常に記録を更新し続ける。これからも8人とARMYで乗り越えていけると信じてます』


もっともらしいことを口から吐き出せばスッキリともした

2016,2017年と大賞を獲りこれからどうすればいいかと悩んで闇雲に走っていた私の目標が出来たようなものだから。


『まあ、でも、上を向き続けてることが正解なのかわからないけどね』

YG『A、』


照れ隠しでカレーをかけ込む。

やっぱり日本で慣れ親しんだ味のままではないけど、全く同じものなんて異国に求めちゃいけないか

それでも懐かしい味に近いから美味しい


「ごちそうさまでした〜」


YG『おい、A』

YG『お前の言う通りだよ』


目の前のお兄さんは少し目を赤らめていて、ぽつりぽつりと話し始める


YG『とっくに成長してんだよな。すっかり大人になってる。ほんとAは俺らの誇りだよ』

『ユンギオッパは、変わらず私の恩人だよ』

YG『そうか、なら良かったわ』


また水をひとくち飲み、オッパが食べているところを眺める
あとひとつ伝えたい


『オッパ』

YG『ん?』

『これは相談なんだけど』


まだまだ落ち込み続けてるジョングク達になにか気分転換できることをしてあげたい
オッパも気分転換になればいいのにな


『メンバーを元気付けたい。ボンボヤみたいな長期はスケジュール的に無理だけど韓国国内でなにか出来ないかな』

YG『俺にも協力してくれと?』

『さすがオッパ!よく分かってる!!』

_190.本音→←_188



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
623人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ring | 作成日時:2023年10月15日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。