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『私、色々と忘れてました』
『あんなにも無我夢中で、ああでもないとか言ってWINGSに全てを賭けてまでグループを守ろうとしたのに』
『1人でも活動していて疲れてきてる人がいるのにグループを、この生活を続けようとしてるのは自分のエゴだ。でも、防弾少年団は誰にも壊させはしないと意地張ってたの』
『気持ちが押し潰されそうなほどキツいからって、大切なこのグループを解散だとかそんな理由で終わらせたくない』
『どうにかして落ち着かせて長く私たちずっと一緒にやっていきたい』
休みたいけど、少しでも休めば忘れられる気がして怖くもなる
私はこの矛盾が怖いんだろうな
だからって解決策を見つけなくては早かれ遅かれ全てが終わってしまう
『メンバーが兵役に行ってる間、この場所を無くさない。それが私の一番の役目だとも思ってます』
『私たちは7年のジンクスで壊れるようなグループじゃない。常に記録を更新し続ける。これからも8人とARMYで乗り越えていけると信じてます』
もっともらしいことを口から吐き出せばスッキリともした
2016,2017年と大賞を獲りこれからどうすればいいかと悩んで闇雲に走っていた私の目標が出来たようなものだから。
『まあ、でも、上を向き続けてることが正解なのかわからないけどね』
YG『A、』
照れ隠しでカレーをかけ込む。
やっぱり日本で慣れ親しんだ味のままではないけど、全く同じものなんて異国に求めちゃいけないか
それでも懐かしい味に近いから美味しい
「ごちそうさまでした〜」
YG『おい、A』
YG『お前の言う通りだよ』
目の前のお兄さんは少し目を赤らめていて、ぽつりぽつりと話し始める
YG『とっくに成長してんだよな。すっかり大人になってる。ほんとAは俺らの誇りだよ』
『ユンギオッパは、変わらず私の恩人だよ』
YG『そうか、なら良かったわ』
また水をひとくち飲み、オッパが食べているところを眺める
あとひとつ伝えたい
『オッパ』
YG『ん?』
『これは相談なんだけど』
まだまだ落ち込み続けてるジョングク達になにか気分転換できることをしてあげたい
オッパも気分転換になればいいのにな
『メンバーを元気付けたい。ボンボヤみたいな長期はスケジュール的に無理だけど韓国国内でなにか出来ないかな』
YG『俺にも協力してくれと?』
『さすがオッパ!よく分かってる!!』
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作者名:ring | 作成日時:2023年10月15日 1時