Dear my girl_5 (ページ22)

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YG『カレーってそんなに茶色だっけ』

『欧風はこれですよ。私はこれが好きです』

YG『ふーん』

こんなお店あったんだと驚きつつ、久しぶりに出会えた欧風カレーを食べ進めた

そういえばオッパと二人きりのご飯なんて久しぶりだな

YG『なあ、』

『はい？』

YG『寂しくないか』

『家族と会えなくてですか？』

『まあ、寂しいですよ。でも連絡取ってるし今度のペンミには会う予定なので』

YG『じゃなくて、メンバーのことでだよ』

『ああ、』

えらく遠回しな言い方
ちょっとくどいな()

YG『また溜め込んでるんじゃないかって、』

不器用ながらも私の心配までしてくれる
でも、瞳は不安そうに少し揺れていた

YG『俺、馬鹿だからAを守りきれず自分自身でもお前を傷つけたことだってたくさんある』

YG『それでも俺らと一緒に活動してきてくれて嬉しかったんだよ』

YG『けど、練習生の時に道連れにした。重荷になってないか不安なんだ』

相変わらずバカ正直というかなんというか、

目を見て話そうと、スプーンを置き顔を向ける

オッパの目元はクマがひどいったらありゃしないな、私も人のこと言えないだろうけどさ。

『オッパが私の保護者代わりになって、どれぐらい経ったんですかね』

YG『はあ？』

『親のように見守ってくれれば、兄として守ってもくれた』

『でも意地悪だし説教多いし怖い』

YG『おい』

『でも、昔に比べて頼ってもらえることが増えて嬉しいです』

『オッパが私とも活動してきて嬉しいと思ってくれていて良かった。それなら私はこれからもバンタンのBLOSSOMで居続けてなきゃいけないね』

水の入ってるコップは汗をかいてて、カレーは少し油っぽい。あーあ、やらかしたな

でもこの際どうでもいい。ちゃんと伝えれるうちに話したい