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今回、日本アルバム発売に伴いたくさん宣伝でテレビに出演させてもらえることになった

レーベル会社が変わってから初めてのアルバムだからなのか分からないけど有名な番組までスケジュールが決まっていてさすがに戸惑ったけど、

それにはホビオッパとジミンオッパが出ると分かって安心した。

テテオッパと多少ながら出演することになった複数の番組はコメントだけらしいけどいくつはローカルみたい。

関西は放送するのかな?しないのなら親は見れないかもしれないな


すっかり再契約だとかグループの未来のことは一旦置いて仕事に向き合えている自分を褒めたくなった


『オッパ、ホビオッパすんごくカッコよかったね。ミクテのMV完成したら早く観たい』

TH『本当にAはホビヒョンのファンだよね』

『練習生時代から追っかけてるので』

TH『確かに』


撮影の合間、テテオッパと談話して過ごす。
スタッフさんからいただいたペットボトルを片手に水分補給

ジッと視線を感じたから見てみればテテオッパが一直線に私を見ていた

綺麗な顔してるからむしろ怖くなる
美人も大変だな、ほんと


『どうしました?』

TH『ルナ、』

『うわあ、久しぶりだねソレ』

TH『時々言ってるけど』

『あれ、おかしいな』


練習生時代、仮名で過ごしていた私。
テテオッパは特別感のあるニックネームだとか言って私をそう呼んでいた


TH『ルナは、どう思う』

『なにがです』


まさかこんな時に話すだなんて思わない
日本とはいえ周りに韓国人だっているから私たちの会話も筒抜けだろうにな


TH『俺はね、怖いよ』

TH『いつ終わるのかなって消えたくもなる』

『………………』


TH『何が、正解なんだろうね』

『正解を求めて答えを強請るのは簡単です。』

『だけど、そんな正解すぐ無意味に消えますよ。自分で見つけるからそれは大義になるんです』

『私たちはその大義を必死になって探すときがやってきたんでしょうね』


カッコつけても、自身にも言っているもんだ

思ったよりもみんな既に限界だった。
大人たちはがむしゃらに駆ける私たちを支えてはくれても崩れていく心までは触れてかためてはくれなかった


TH『ルナは本当に強がりだね』


こんなにも悲しそうな、寂しそうな目をしているというのにこの人はスタッフさんの合図がかかればいつものVになる

純粋なテテオッパに言わせたくなかった


TH『いっそ壊れてしまおうよ』


それだけは思ってほしくなかった。

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作者名:ring | 作成日時:2023年10月15日 1時

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